『iCON Z』密着第21話、男性部門 全チーム課題曲発表で訪れる喜びと試練 ダンス一斉披露で弱点克服なるか?
LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』に独占密着する、『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』(テレビ東京系)第21話が3月27日に放送された。
30分拡大版のスペシャルとなった今週も、引き続き男性部門オーディションの週末合宿に密着。先週はZ FACTIONとLIL LEAGUEのオリジナル課題曲が発表され、今週は残る2チームの課題曲がいよいよ発表される。
まずは、ローティーン中心のメンバーで構成されたKIDMATIC。彼らのためにEXILE SHOKICHIとソングライターのYoheiが書き下ろした楽曲は、高揚感あふれるダンスチューンの「Giant Steps」。他のグループと比較して人数の多いKIDMATICが、“煌めく夜の街を踊りながら駆け抜けていく“というイメージのもと作られたという。デモを聴き始めると、イントロから輝くような笑顔を見せたのは百田隼麻。Z世代を象徴する彼らをそのまま描き出した歌詞に、他のメンバーも嬉しさを堪えきれずに足でリズムを取る。キーが高く難易度の高いこの曲のツインボーカルをつとめるのは、遠藤翼空と山本光汰。遠藤は、トレーナーからボイスコントロールは出来ていると評価されるも、踊りながら高音が出せるかが課題と言及される。
グループ全体としては、曲のすべてが全力すぎてメリハリがないという指摘も。中でも、14歳の鈴木瑠偉は「全部がエネルギッシュで一個の手段しかない。その表現が間違っていたときに取り返しがつかない」と指導され、思わず表情が硬くなる。スタジオゲストとして登場したEXILE NAOTOは、「鈴木くんの踊りはパワフルでカッコいいけど、この曲は繊細にスタイリッシュに踊らなきゃいけない、鈴木くんが今当たっている壁にぴったり。この曲をスタイリッシュに踊りこなすのが楽しみ」と語り、彼の成長に期待を寄せた。
続いて山本にも「自分の声のスタイルを作りすぎている。(これから)色々な楽曲に対応していかなきゃいけないから、今後仇となる」と厳しい指摘が入る。KIDMATICのメンバー全員に共通した弱点は、“表現の幅”。中学生メンバーの多いグループだからこそ直面した高い壁を、彼らはどう乗り越えていくのか。
そして最後は、ボーカル部門の合格者が集結したCROONERZ。年齢層が比較的高めのメンバーが集まったこのグループにSHOKICHIとアーティストのJAY‘EDが書き下ろしたのは、メロウな「Water Baby」。この曲には、“夢に向かって水の中でもがきながらも宝物を見つけてほしい”という思いが込められている。曲が流れると、メンバーは喜びと感動に満ちた表情を浮かべながらリズムに乗り、互いに顔を見合わせる。
この楽曲のリードボーカルに選ばれたのは、なんと遠藤翼空。掛け持ちグループであるKIDMATICでもリードボーカルを務める彼が、CROONERZでも重要なポジションに抜擢。サビ終わりの重要なパートは、石川晃多が務めることとなった。
歌唱力は抜群の彼らだが、課題はやはりダンスだった。未経験者が多いため、ダンスのレベルアップこそがCROONERZ最大の課題となる。中でも、沓野広翔はこの合宿でダンスに初めてチャレンジするメンバーだが、トレーナーは「奇跡を起こすくらいの気持ちで。来週もうこのレベルに来てるっていうくらいのモチベーションや努力がないと脱落しちゃう」と厳しい言葉を寄せる。沓野は、後のインタビューで「経済的に厳しくて、ダンスは今までできなかった」と明かし、「自分の経験の浅さで他のみんなの足を引っ張っている」と悔しい表情を見せた。ギレルメ マサユケ トマジ 西村、石川、マークエイロンの3人もダンス経験が浅く、スキルの足らなさを自覚しているため、「悔しい」「みんなの足を引っ張っている」と焦りの言葉を口にする。
そんなCROONERZの中で“ダンスリーダー”と呼ばれて頼りにされているのは、ダンス歴14年の夫松健介。自信をなくすメンバーを励まし、「自信なさげな感じは踊りにも出るから、踊るときだけでも自信をもって感情を表現して」とアドバイスした。メンバーのコーチングに時間をとられてしまう夫松だが、「グループでやっていくならチーム一丸となることが大事だから、みんなで補っていくことを意識したい」と、チーム全体でのパフォーマンス向上を目指す姿勢を見せた。