牧野由依、麻倉もも、青山吉能……春へと向かう節目の季節を彩る女性声優の歌声

青山吉能「Page」

 Wake Up, Girls!のメンバーとして高校時代に声優デビューし、昨年末にソロアーティストデビューすることを発表した青山吉能。そんな彼女のデビュー曲「Page」は、まさに新たな一歩踏み出す決意をそのまま作品化した楽曲となっている。作曲は青山が敬愛するという矢吹香那(AKB48、早見沙織などの楽曲を担当)が手がけており、メロディはもちろん、アコギやドラムの響きからもスケールの大きさと楽曲そのものの推進力を感じ取ることができる。そして作詞は青山自身が担当していることからも、まさにこれから歩み出す/走り出す瞬間の自らの心境が繊細に描かれているナンバーだ。CメロからDメロへ向かう際に訪れる一拍の静寂、そこから再びサビへと駆け上がる構成など、青山の心の機微が1つの楽曲となってしっかりと伝わってくる。

青山吉能 / Page (Music Video)

 3作品を通じて思うのは、声優らの歌声を聴きながら迎える春は、きっとこれまで以上に華やかな世界に見えるはず、ということだ。声優たちが彩る、節目の季節に鳴り響く音楽はこれから先、長く愛されていくものになるだろう。

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