中居正広、“笑い”との出会いを語る NHKドキュメンタリー『笑いの正体』収録に手応え
コントの内容まで覚えていると明かしたが、中居の言葉を借りればそれは「少々お下品な」もの。ゆえにドリフに対し「品がないから笑っちゃいけない」という風潮を子どもながらに感じていたそうだが、その日はたまたま両親が不在。「初めて腹を抱えて笑った体験」だったという。
「あのころ『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)も、ドリフもあったし、月曜日になるとテレビを見たもの同士が集まるんですよね。野球とはまた違う仲間と、先生や親がいないところで、少々下品なコントを口に出す解放感みたいなものが楽しかったんです」と、「笑い」が幼少期の中居にもたらしたものについて語る。「ちなみに、そのころの“品のない”お友達とは今もお付き合いが続いています」とニヤリ。さすが、オチも忘れない。
同番組は、スタッフとしっかり話し合いながら「同じ温度で」制作を進めることができたという。「VTRも見応えのある、吸い込まれるような内容だった」と、中居自身、食いつくように見たそうだ。また、本来、収録は1週間前に予定されていたという裏話も。もともとは中居ひとりで進行する予定だったが、話し合いを重ねることでスタジオ、VTRともに出演者が増え、より見応えのある内容に仕上がった。通常、テレビの収録日が変更されることはほとんどないが、タイミングにも恵まれた。「良い意味で粘れた」との言葉が印象的だ。「ピンなのか、コントなのか、『笑い』を細分化させていきながら、続けていきたいですね」と、ビジョンを語った。
取材会の終わりには「よいお年を~」と、両手を振って退場。最後まで「笑い」を忘れない中居が作り上げる同番組に、期待が高まる。
■番組概要
『笑いの正体』(NHK総合)
【放送】 3月21日(月・祝)18:05〜18:43
VTR出演:松本人志(ダウンタウン)、水道橋博士(浅草キッド)、 後藤輝基(フットボールアワー)、塙宣之(ナイツ)、 山内健司(かまいたち)、濱家隆一(かまいたち)、 野田クリスタル(マヂカルラブリー)、 粗品(霜降り明星)
順不同