新しい地図の3人が持つ縁を結びつける力 『ななにー』での“再会”も期待する、過去の共演者たち

 ふと、『笑っていいとも!』グランドフィナーレの裏話で盛り上がった『HEY!HEY!HEY! 2014 超豪華アーティストにゴリゴリ絡みましたSP”春“』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志が「(SMAPは)みんなと絡んでるもんな」と言っていたのを思い出す。

 『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)などの特番で絆を深めた明石家さんまといった芸能界の大御所から、俳優、歌手、お笑い芸人、アスリート、アナウンサー……と、名前を出し始めたらきりがないくらい。彼らには再会して欲しい人たちがたくさんいる。

 これほど、様々なジャンルの人との再会を待ち望まれるというのは、長い芸能生活で多くの出会いがあっただけでなく、それを一期一会で終わらせずに紡いできたからこそ。仮に、しばらく会えなくなったとしても、再びその縁をしっかりと結びつける力こそ、彼らの色褪せることのないアイドル性ではないだろうか。

 もちろん“再会”といえば、かつてSMAPとして共に活動し、オートレーサーに転身した森且行選手との縁もそう。『72時間ホンネテレビ』で21年ぶりに共演し、グループを去る際に交わした「日本一になる」という約束を果たしての『ななにー』再登場。まるで人生をかけた青春ドラマを見せてもらっているかのような、そんなドラマチックな“運命のうねり”を彼らが持っていることを、改めて感じることができる展開だった。

 
 
 
 
 
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 その再会を機に、SMAPを大きく育てたといっても過言ではないバラエティ番組『夢がMORI MORI』(フジテレビ系)で共演した森口博子がサプライズゲストで登場し、森脇健児もリモートで駆けつけたのも感動的なシーンだった。森脇が「個人的には森くん入れて、もう1回、6人のSMAP見たいわ」と言っていたのも、まだ“叶えられていない夢”の一つ。だが、これほど彼らの周囲が変化していくのを見ると、それもいつか叶うかもしれないというワクワクさえ感じられる。

 ちなみに、本稿がアップされる2月21日は中居正広が独立するに当たり、3人が2020年に「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とメッセージを送った日でもある。『ななにー』でも徐々に、“SMAP”という言葉やかつてのメンバーの名前が自然と聞こえてくるようになってきたと感じる。叶わぬものではなく、いつか叶うかもしれないと思える夢。そんな夢を見せ続けてくれるところも、やはり彼らを生涯アイドルと呼びたくなる理由だ。

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