Liyuu、歌に乗せたデビューから今までの感謝の思い 夢を一つ叶えた1stコンサート

Liyuu、夢叶えた1stコンサート

 歌唱前に振り付け練習の動画が上映された「カラフルホライズン」では、観客はペンライトを振りながら一緒にダンスを楽しみ、「Endless Vacation」の前には、ステージ上にDJブースが登場。彼女のDJプレイ(風)で盛り上げ、2ndシングル表題曲「カルペ・ディエム」では、MIXクレープと一列になり息の合ったダンスを披露。終盤はポップな楽曲で、会場と一体となって盛り上がった。 

 デビューして3年目、充実した2年を過ごしてきたというLiyuu。「3年目の最初に、こういう素敵なライブが開催できて、感謝の気持ちしかない。懐かしくて初々しい感じのあるデビュー曲を聴いてください」と、本編最後には2020年1月にリリースしたデビューシングル表題曲「Magic Words」を、思いを込めて披露。Liyuuを囲むようにダンサーが踊り、会場には観客のクラップが広がる。最後に見せた、指で輪を作って中を覗き込むポーズは、きっとその先に、ファンと一緒に歌いながらステージを楽しむ未来が見えていたのかもしれない。

 今でこそ、Liella!のメンバーとしての活動も行うLiyuuだが、「Magic Words」でデビューしたばかりの頃は不安しかなかったと、当時の正直な気持ちを話して涙ぐむ。また、この1stコンサートの開催についても、雪の影響もあり、お客さんが来てくれないのかと、緊張と不安が増したそう。しかし当日を迎えてみれば、目の前には会場を埋め尽くすほどのファン、そしてペンライトを全力で振る姿が広がっていた。

 「今日はこんなにたくさん来てくれてありがとう。一昨日リリースしたばかりのアルバムを覚えて、全曲ノリノリで盛り上げてくれてありがとう。今まで思ったこと、経験したこと、全部乗せたアルバムを作って、それを直接伝えるためにコンサートをやって。これからも気持ちを歌に乗せて伝えていきますので、よろしくお願いします」と、涙ながらに素直な言葉で思いを語った。

 そしてアンコールに歌った「Reply」は、ファンへの感謝の気持ちが綴られた手紙のようなバラードだ。歌手を夢見ていたこと、ファンの支えでこの日までやって来られたことなど、自分の思いを作詞家の宮嶋淳子に直接伝えて作詞してもらった曲だ。

 ピンスポットの光を浴びながら、祈るように両手でマイクを握りしめ、目の前に広がる光景を目に焼き付けるようにして歌った「Reply」。目と鼻を真っ赤にしながら歌う彼女の表情は、どこか幼い子どものような、無垢な輝きに満ちていた。

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