稲垣吾郎が大活躍! 白熱の“人狼ゲーム”などで元気な姿見せた2月の『ななにー』

新しい地図、元気な姿見せた2月の『ななにー』

 今回も香取が、野性爆弾・くっきー!とアートの話で意気投合したときのこと。好きに描く自分の作品に対して、依頼されて描く作品には若干のストレスがかかるという話になると、それを「成長させてもらえる機会ではないか」とキレイにまとめる瞬間があった。

 かと思えば、草なぎと共にくっきー!に似顔絵を即興で描いてもらったときには、予想とは大きくことなるスキンヘッド姿に「せめて髪の毛描いて」と笑いを誘うコメントも披露。さらに「ななにー人狼」で市民として追放されるときにも、咄嗟に自らの出演予定の舞台告知をしてみせるなど、見事な立ち回りっぷりを見せる。

 また事前収録された「インテリゴロウ」のコーナーでも、映像作家・岩井俊二を迎えて小気味良いトークを展開。1999年、SMAPが出演したNTT東日本のCMを手掛けた岩井は、当時「SMAPが歌う曲」を誰かに依頼しようとするも広告代理店が怖がっていたため、結局自ら書き下ろすことになったエピソードを明かす。すると、「色々あったんですね、芸能界! 僕らわかんなかった、出る側の人間だったから」とキレのいいツッコミを入れていくのだった。

 スマートにキメたり、キレイにまとめたり、思うままに発言したり……。よくSMAP時代を振り返り、「中間管理職的なポジションだった」という稲垣のバランス感覚の良さは、今も『ななにー』でしっかりと感じることができる。そんな稲垣の安定感から、草なぎ、香取ものびのびと個性を発揮し、その緩やかな空気がファミリー全体にもつながり、ドキドキしながらも安心して楽しめる『ななにー』らしい時間を生んでいるのかもしれない。

 まだまだ先が不鮮明な状況だが、稲垣のように全体の流れを察して柔軟に立ち回っていこうではないか。そして「みんなで会おうね、来月も!」と言い合えるこの場所が、ずっと変わらずに安全に遊べる場であり続けるように。2月も1人ひとりが元気に過ごしていくことを祈るばかりだ。

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