稲垣吾郎のアニソン愛が止まらない ラジオで明かした、実写化したら演じたいキャラクターとは?
稲垣吾郎がパーソナリティを務めるレギュラー生ワイドラジオ番組『THE TRAD』’(TOKYO FM)が、9月6日〜9日にかけてアニメソング特集『アニソンフェスティバル』を開催した。これまでも様々な場所で『機動戦士ガンダム』ファンを公言するなど、アニメ好きな印象を残してきた稲垣。なかでも9月7日放送回では「この番組始まって2年間で一番テンション高い!」と発言するほど大いに盛り上がった。
オープニングから上機嫌な稲垣をより興奮させたのが、1983年放送のアニメ『キャッツ・アイ』(日本テレビ系)のテーマソングで、杏里の歌う「キャッツ・アイ」だ。当時のアニメソング歴代トップの売上を記録した大ヒット曲に、稲垣は「キャッツ・アイになりたかったんですよね」と思いを馳せる。さらにアニメのエンディングで映し出されていたレオタード姿のエアロビクスも、「僕だったらピンク(のレオタード)かな」とノリノリ。
続いて、『キャッツ・アイ』と同じ北条司原作のアニメ『シティーハンター』(よみうりテレビほか)の主題歌、TM NETWORK「Get Wild」のイントロが聴こえてくると、「好きでしたよもー!」と声を弾ませ主人公・冴羽獠の愛銃について「拳銃はコルトパイソン! 6インチ(※実際は4インチ)! 弾は357マグナム!」と豆知識が止まらない。
音楽には、その曲をよく聞いていたころの自分に引き戻してくれる力があるが、魅力的な映像と共に心に刻まれるアニソンは、より強い力であの頃の自分を思い出すことができる。まるでつい先ほどまで見ていたかのような、イキイキとフレッシュな反応を見せる稲垣を見ていると、その力はまるで魔法のようだと思えてくる。
そしてアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』(フジテレビ系)の主題歌だった「abnormalize」が流れると、歌っている凛として時雨のTKから「ソロで1回(曲を)作っていただいたことがある」と思い出が花開く。稲垣が楽曲提供されたのは、SMAPの21stアルバム『Mr.S』に収録されているソロ曲「Dramatic Starlight」だ。繊細なボーカルが特徴的な凛として時雨の楽曲。「デモテープが上がってきたときに、このボーカルで(笑)。“これ、どうやって僕歌ったらいいんだろう”と思って」とキーを調整して歌うことになったと裏話を明かしてくれた。
この曲を聞き返して思い出すのは、まさに貴公子といった風格の稲垣の姿。疾走感あるメロディと透明感のある稲垣のエンジェルボイスが見事にマッチし、まるでアニメから飛び出してきたヒーローかのような2次元感を醸し出していた。もともと稲垣がミステリアスな雰囲気をまとっていたことも、楽曲との相性を高めたのかもしれない。
そんなアニメとの相性の良さを改めて感じると共に、演技に対する情熱を持つ稲垣ならばアニメ実写化での活躍も大いに期待できるのではないか……と想像していた矢先に、稲垣が「やりたい!」と前のめりで立候補した役がある。
どんな王子キャラかと思いきや、それが『おしりたんてい』(NHK Eテレ)というから笑ってしまう。おしりたんていは、その名前の通りおしりのような顔が特徴のキャラクター。チェックのベレー帽をかぶり「フーム、においますね」と事件を解決していく紳士的な名探偵。ジェントルマンなキャラは得意そうな稲垣だが、「でもベレー帽かぶれない!」と、躊躇するのはその部分のみのようだ。
主題歌「ププッとフムッとかいけつダンス」を聴くやいなや〈おしり おしり おしり おしり おしり〉とキャッチーでインパクト大なフレーズをすぐに気に入り口ずさむ。「おしりにはいっぱいボディクリーム塗ったほうがいいってことだよね」と日頃から入念にボディケアをしている稲垣にとっては、役作りもどんとこいな様子だ。磨き上げたおしりを誇りに、おしりたんてい役を演じる日が来ることをひっそりと待ちたい。