King & Princeメンバー分析 第2回:永瀬廉、俳優としても評価されるまっすぐな姿勢 仲間を想う愛情深い心の持ち主

 冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)のレギュラー放送がスタートし、2022年も早々に勢いに乗るKing & Prince。彼らの魅力について、三者三様の個性をふまえつつまとめてみたい。第2回は、先日23歳の誕生日を迎えた永瀬廉。

King & Prince
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 昨年、この名前を聞いた者も多かったのではないだろうか。第44回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞にはじまり、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』での好演と、「King & Prince 永瀬廉」の名が一気に知れ渡った1年だった。

 正直なところ、永瀬が演技というフィールドでこれほど早く名を馳せるとは想像していなかった。しかし映画『弱虫ペダル』の三木康一郎監督しかり(※1)、映画『真夜中乙女戦争』の二宮健監督しかり(※2)、とにかく一生懸命で素直、擦れていないと、まず役者としての姿勢を高く評価した。これは、永瀬自身が掴み取った信頼であり、こうした向き合い方あっての著しい成長なのだろうと思う。

 昨年末に行われた『第72回NHK紅白歌合戦』の囲み取材では、メンバーの髙橋海人が、ライブの休憩中にも休まずに『おかえりモネ』の方言の練習をしていたことなど、知られざる永瀬の姿を明かした(※3)。自らは努力や苦労を語らない永瀬に、先述した監督らの言葉が重なる。その上で、二宮監督が語った「自然に物語を背負える」(※4)という永瀬評には頷くばかり。筆者も物書きの端くれとして、永瀬を見ているとどうにも何か語りたくなるのだが、そのわけが分かった気がした。それでいて、言語化が実に難しい人物でもある。

 永瀬のなかには、大人であろうとする青年と、無邪気なままの少年が同居している。儚さと芯の強さ、アイドルとしての煌めきとほんの少しの影、さまざまなアンビバレンスが両立する点こそ、永瀬が人を惹きつけてやまない理由ではないだろうか。King & Princeの楽曲に、色気とアイドル性をプラスする歌声もその一つ。柔らかな甘い声は、彼らの楽曲に瑞々しさを、それと同時に不思議な哀愁をもたらす。永瀬の声は、もちろん役者としても活きる大きな武器だ。



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