日向坂46、なぜ「ドレミソラシド」はファンにとって特別なのか グループ最大のヒット曲に秘められた感動エピソード
日向坂46の「ドレミソラシド」のMVがYouTube再生回数3000万回を突破した。Twitterではトレンド入りを果たし、おひさま(※日向坂46ファンの呼称)から祝福のコメントが続々とアップされるなど、大きな話題となった。そこで本稿では同曲の魅力について改めて考えてみたい。
「ドレミソラシド」は2019年7月17日にリリースされた2ndシングル表題曲。同年3月27日に1stシングル『キュン』でメジャーデビューを果たした彼女たちが“次はどんな曲をパフォーマンスするのか”と、注目が集まる中での発表だった。
まず「キュン」との大きな違いは前作2列目だった河田陽菜、丹生明里がフロント入りしたことだろう。センターを務める小坂菜緒をはじめとした2期生3人を、加藤史帆、齊藤京子の1期生で挟んだフレッシュかつ安定感のある並びとなった。さらに前作で3列目だった金村美玖、宮田愛萌も2列目となったことにも新鮮さを覚えた。
澄み渡る夏を連想させるような、爽やかな恋愛ソング。歌詞は“好き”という気持ちを止められない主人公の甘酸っぱい恋愛模様が描かれている。作詞は秋元康、作曲は「キュン」に続き、ギタリスト/作曲家として活躍する野村陽一郎が手掛けた。MVの監督も「キュン」に続き安藤隼人が担当している。
“ハッピーオーラ”溢れるMVはまさに日向坂46らしい作品と言っていいだろう。振付ユニット・CRE8BOY(クリエイトボーイ)が手掛けた振り付けのキュートさも手伝い、笑顔あふれる内容となっている。特にサビの「ドレミダンス」はTikTokで真似する人も続出した。ライブで必ず盛り上がる、鉄板楽曲のひとつだ。2019年の『第61回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)で優秀作品賞を獲得したことも多くのファンの脳裏に刻まれているはず。