日向坂46、なぜ「ドレミソラシド」はファンにとって特別なのか グループ最大のヒット曲に秘められた感動エピソード
そんな「ドレミソラシド」だが、2021年3月に行われた『デビュー2周年記念 Special 2days ~MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭~』では、また別の意味合いを持つ楽曲となった。同ライブは基本的にオンラインライブとして開催されたが、観客700人を限定招待する有観客ライブとしての側面もあった。そんな中、3曲目に「ドレミソラシド」が披露されると、日向坂46とおひさまは、約1年ぶりに感動の再会を果たした。客席でペンライトを振るおひさまの姿を確認すると、歌いながら涙を流すメンバーが続出。加藤は「ドレミの歌でみんな泣いてる声がすごい聞こえてて、すごいドレミだったね(笑)」と発言していたが、そういった意味でもファンにとって、より大切な楽曲になったことだろう。
恋愛の歌だが、おもしろいのは日向坂46を好きになったファン目線でも捉えられるところ。Twitterを見てみると「この曲で日向坂を好きになった」「日向坂を知るきっかけとなった楽曲」という投稿を目にするが、〈風が過ぎるように/一瞬だった/いきなり/ドレミにやられてしまった〉といった部分はまさにファンになった瞬間を表している歌詞だといえる。
3月30、31日には東京・東京ドームにてワンマンライブ『3周年記念MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~』が開催される。その大舞台でメンバーが目を合わせながら楽しくパフォーマンスしている姿を見るのが、おひさまにとっての何よりの願いだろう。その瞬間「ドレミソラシド」は、ファンにとってまた一層大切な曲になるはずだ。