乃木坂46 新成人 久保史緒里、遠藤さくら、賀喜遥香……グループの未来を作る「新・華の2001年組」への期待
乃木坂46の久保史緒里、阪口珠美、中村麗乃、遠藤さくら、賀喜遥香、金川紗耶、北川悠理、佐藤璃果の8人が、今年新成人を迎えた。1月7日には、2年ぶりとなる乃木神社参拝後の記者会見が開かれている。
その年ごとの世代を表す恒例のキャッチフレーズは「新・華の2001年組」。かつて、「中3トリオ」と呼ばれた生田絵梨花、斎藤ちはる、中元日芽香に対する、久保、阪口、中村の「新・中3トリオ」があり、今回のフレーズもまた2015年に西野七瀬や桜井玲香など7人が成人した際の「華の94年組」を踏襲したものだ。昨年の与田祐希と早川聖来の代からは、3期生、4期生のみの成人式となっており、世代の移り変わりを改めて実感する。本記事では、新・華の2001年組から特に注目のメンバーにスポットを当てたい。
翌朝のワイドショーでは各局が成人式の様子を取り上げる中、どの番組でも真っ先に名前が挙がっていたのが久保だった。ナレーションは彼女の「歌唱力」を称賛する。生田絵梨花がグループから卒業した今、歌唱力の面でそのポジションを継承する一人が久保である。昨年1月にリリースされたシングル『僕は僕を好きになる』では、センターの山下美月を支えるフロントメンバーに。グループにおいては、副キャプテンの梅澤美波とMCを務める姿も印象的だった。その一方で、久保個人としては、グループを離れた一人での芝居経験が彼女を役者として大きく成長させた。
連続ドラマ初主演を務めた『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』(関西テレビ・BSフジ)、さらに歌舞伎俳優の中村壱太郎とのダブル主演の舞台『夜は短し歩けよ乙女』と大役が続く中、久保はその実力を持って観る者を圧倒していく。『夜は短し歩けよ乙女』と同じ、ヨーロッパ企画の上田誠が手がけるオムニバスドラマ『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』(フジテレビ系)でも主演の一人を務め、2021年は役と人において出会いに恵まれた年だった。久保が乃木神社の絵馬に書いた願い事は「未開拓の地へ」。昨年末、先輩メンバーが口々に話していた「今、久保ちゃんは忙しい」というヒントは、その未開拓に繋がる道である予感がしてならない。