EXILE TRIBE、熱いステージで表明した2022年の決意 豪華な4時間となった『LIVE×ONLINE COUNTDOWN2021▶2022』

EXILE TRIBE、2022年の決意を表明

 2021年12月31日、2021年を締め括るEXILE TRIBEによる有料配信ライブ『LIVE×ONLINE COUNTDOWN2021▶2022』がABEMAにて配信された。EXILE TRIBE PARKから生中継した本公演には、EXILE、三代⽬ J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBE、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの他、オープニングアクトにiScreamとPSYCHIC FEVER、ゲストとしてHappinessが出演(⼩林直⼰、⽩濱亜嵐、関⼝メンディーは不参加)。メンバーたちは約4時間に渡って熱いステージを展開した。

 錚々たる顔ぶれが控える中でトップバッターを飾るのは、2021年6月に本格始動し、1月14日にMISIAのカバー曲「つつみ込むように…」をリリースすることが決まっている、3人組ガールズユニットiScream。フレッシュな魅力もありながら実力派グループと名高い彼女たちは、切ないラブソング「himawari」をアカペラ始まりの新アレンジで届ける。高い歌唱力を発揮すると、「Scream Out」のクールなダンスや「Maybe...YES」でのキュートな笑顔とのギャップで視聴者の心を掴んだ。続く、次世代のEXILE TRIBEを継承するグループ PSYCHIC FEVERは、東京から世界へ挑んでいく意気込みを込めた「Tokyo Spiral」や、ボーカルをフィーチャーしたラブソング「Snow Candy」といったプレデビュー楽曲を惜しみなく披露。メンバー自らダンスの構成を制作するなど、クリエイティブな才能を持つ彼らは、8人それぞれの武器とグループとしての一体感を巧みに織り交ぜ、オープニングを盛り上げた。

 それから間もなく、20周年イヤー真っ最中のEXILEが登場する。真っ赤な衣装で統一したメンバーたちは、SHOKICHIの豪快なドラミングと唸りを上げるNESMITHのギター、TAKAHIROのシャウトを合図に、NEW EXILEにとっての第一弾楽曲「RED PHOENIX」に突入。噴き上がる炎の中で繰り広げられるアグレッシブなパフォーマンスが、宴の始まりを告げた。

EXILE

 するとEXILE TRIBEメンバーが次々に現れ、白い衣装とサングラスでスタイリッシュに決めたTHE RAMPAGEは「FULLMETAL TRIGGER」を、エレガントな緑色の衣装が新鮮なFANTASTICSは「STOP FOR NOTHING」を立て続けに披露。赤×黒のカジュアルファッションながらも圧倒的なオーラを放つBALLISTIK BOYZが「PASION」を通して画面越しに視聴者を煽るとコメント欄が賑わう。そんなJr.EXILEのカラフルなステージから一転、三代⽬ J SOUL BROTHERSはシンプルな黒スーツで余裕たっぷりに「J.S.B. DREAM」を歌唱。彼らの洗練されたパフォーマンスが、デビュー10周年を経た歴史と、LDHが築いたものの大きさを物語っていた。

 その後は、MCを務める佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)と陣(THE RAMPAGE)が進行するEXILE TRIBE PARKのブース紹介を挟みながら、各グループが数曲ずつ楽曲を繋いでいく。全身から気合いが漲っているTHE RAMPAGEは、3ボーカルのエモーショナルな歌声はもちろん、ダンサーショーケースや、「HEATWAVE」のアウトロに「Move the World」のトラックを繋いで届けたダンスパートなど、単独ライブを彷彿とさせる演出で視聴者を魅了。ゴールドの衣装に身を包んだまさに“SUPER SHINE”なEXILEは「DANCE INTO FANTASY」や「24WORLD」といった楽曲を、時に楽しそうにアイコンタクトを交わしながら、時にEXILEを継承した者としての覚悟を滲ませながら歌い踊る姿が印象的だった。この笑顔に辿り着くまでに、彼らは一体どれだけの苦悩を乗り越えてきたのだろう。だからこそ、EXILEに憧れてアーティストデビューの夢を叶えたBALLISTIK BOYZが、「Animal」や「All Around The World」といった“世界への挑戦状”を堂々と歌い上げる姿を観ていると胸が熱くなる。

 三代⽬ J SOUL BROTHERSは、配信でライブを視聴しているという小林直己に呼びかけながら、2021年にリリースした最新曲「Honey」や2016年に初めてELLYがラッパーとして参加した「Feel So Alive」など、10周年のアニバーサリーツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 "THIS IS JSB"』を彩った楽曲を連発。登坂広臣のロングトーンやパフォーマー陣のダンスソロなど、随所に個性が光る。演技面や遊び心の効いた演出にも定評のあるFANTASTICSは「Drive Me Crazy」でソファに腰かけると、不敵な笑みで視聴者にアピール。引きのカメラワークで、スタイルの良さとメンバー全員でのテクニカルなダンスを見せつけ、パフォーマーを中心に始動した“ダンスグループ”としてのプライドを示した。

 中盤には5人体制になった新生Happinessが登場し、デビュー記念日である2022年2⽉9⽇にリリースする待望の新曲『Everything』を初披露。80ʼsサウンドをオマージュした疾⾛感溢れるエレクトロポップに乗せて、ファンへの素直な想いを伝える。リーダー MIYUUが「2021年はHappinessとしてパフォーマンスをする機会があまりなかったんですけど、そのぶん準備を重ねてきました」と語ったように、2022年はHappinessにとって再始動の年となりそうだ。

Happiness

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