ORβIT、7人揃って制作した『Alter Ego』で遂げた進化 改めて見えたグループらしさにも迫る

ORβIT『Alter Ego』で遂げた進化

 約9カ月ぶりにメンバー全員揃っての活動を見せているORβIT。11月27日、28日には初のオンラインライブ『With』も開催し、ますますエンジンをかけていく。さらに11月23日は初めて7人揃って制作を行なった2ndミニアルバム『Alter Ego』をリリース。今まさに輝いているORβITにアルバムへ込めた思いや現在の心境、新たに見えたお互いの魅力などをじっくり語ってもらった。(高橋梓)【記事最後にプレゼント情報あり】

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ORβITの日常に欠かせないもの

『Alter Ego』で遂げた進化

ーーまずは、前作『Enchant』から『Alter Ego』リリースまでの経緯をお伺いさせてください。

HEECHO

HEECHO:前作を作り終わった瞬間から、次の作品を作り始めていました。1つ作品を作り終わったから次の作品を作る。今回の『Alter Ego』が終わったらまた次のアルバムに進む。必然的な流れでのリリースでした。

SHUNYA:『Alter Ego』は3作品目ですが、楽曲制作もMV撮影もパフォーマンスもやっと7人揃いました。EαRTH(ORβITのファンネーム)の方、今回のタイミングで僕らを知ってくださる方がどんな反応なのか気になります。

ーー今回も皆さんが作詞を手掛けていらっしゃいますが、それぞれの楽曲に込めた思いを教えてください。まずはリード曲の「Eclipse」からお願いします。

HEECHO:リード曲の歌詞をどうするか悩んだ時に、僕たちにやれることは何かを考えたんです。その結果、僕たちにしかORβITの話はできないという結論になりました。具体的には、7人揃っての活動をEαRTHの皆さんに待たせてしまっていたので、「僕たちがみんなの願いを叶える」という内容です。それをORβITのコンセプトである宇宙に例えて歌詞を書きました。

YOONDONG:パフォーマンスにも、見どころがあります。

HEECHO:振付師さんが、今までやったことがないことを僕たちと一緒にチャレンジしたいと言ってくれて。良いものができたので、振りも楽しんでもらえたら嬉しいです。

ーー続く「Shady」はJUNEさんが作詞されています。

JUNE

JUNE:「Shady」は、「Eclipse」とはまた違った意味合いでの“Alter Ego”。自分で気付いていない一面を一つの物語として表現した曲です。ブリッジ部分に〈心地良い目覚めへ ゆらり転じて〉という歌詞があるんですが、そこが別人格とリンクする部分です。YOONDONGくんがいい声で歌ってくれていて、曲のポイントにもなっています。もちろん、YOONDONGくんのラップも聴きどころです。

ーーYOONDONGさん、実際歌ってみていかがでしたか?

YOONDONG:JUNEがわざとそうしてくれたのかはわからないですが、「Shady」のラップの雰囲気がすごく好きで歌いやすいです。

JUNE:ラップパートをどう分けるかという話になった時、後半のほうがYOONDONGくんは良いかもしれないってなって。それでやってみたらめちゃくちゃハマりました。

YOONDONG:本当に気持ちよく歌えました。

ーーYUGOさんが作詞した「Forever」は、爽やかなメロディに乗った切ない歌詞が印象的ですね。

YUGO

YUGO:悲しくなりすぎないように、あえて爽やかな曲にこういう歌詞を合わせました。これからメンバーが再び離れることもあると思うんですけど、それが重くなりすぎないようにというイメージです。Bメロにある〈君の帰る場所は 僕が守ると決めたんだ〉という歌詞や、春夏秋冬全ての季節が出てくるところがお気に入りです。

YOUNGHOON:初めてトラックだけ聴いた時はダンスもかっこよくできそうだし、歌詞も明るいものになるかと思っていました。でも切ない感じの歌詞をYUGOが書いてくれて、そのギャップがむしろ良かった。絶対また会えるから、僕も離れることについては深刻に思っていないですし、歌詞と曲が合うとも思うようになりました。

ーー歌ってみていかがでしたか?

YOUNGHOON:どう感情を見せるかが難しくて、個人的には『Alter Ego』の中で「Forever」が一番苦戦しました。

SHUNYA:僕も「Forever」が一番難しかった。爽やかな中にある儚さを表現するために、息をたくさん混ぜて歌ったんですが、バランスがすごく難しかったです。

ーー4曲目の「With」はシンプルなバラードだからこそ、歌詞がより伝わりやすいですよね。

TOMO:今回7人揃って作品の準備ができたので、素直に7人揃ったことを書くのがいいのかなと思って書きました。「Eclipse」や「Forever」を見て繋がりを入れたくて、ORβITのコンセプトに合わせて星という単語で工夫をしてみました。例えば「星空」と書いて“ほし”と読むところと、「地球」と書いて“ほし”と読むところを入れてみたり。他にもアルバムをリリースするのが冬なので、冬の風景を感じられるような単語を入れたりしています。

ーー『00(オーツー)』のTOMOさんのソロ曲「Showersnow」も冬の曲でしたね。

TOMO

TOMO:そうなんです。だから違う冬に捉えられるように、ということも意識しました。「Showersnow」では雪を「素晴らしいもの」というイメージで捉えていたんですが、今回は「目の前のものが見えなくなるもの」という解釈で歌詞を書きました。

ーー聴き比べるのも面白そうです。そして最後の「ハナ」。こちらはYouTubeやTikTokでもすでに話題になっています。

SHUNYA:今までORβITで歌ってこなかったタイプの曲です。『Enchant』より前から「ライブでEαRTHもORβITもみんなで楽しめる曲がほしいね」という話をしていて、歌詞も作詞家さんと何回もやりとりをして直してもらってすごく時間をかけた曲。「楽しい曲だけど心にくるものがある」なんていうYouTubeのコメントを見ていると、メンバーとディスカッションしながら時間をかけた甲斐があったなと思います。

ーー様々な思いが込もった曲ばかりですが、前作『Enchant』と比べて『Alter Ego』はどんな進化を遂げていますか。

JUNE:実は『Enchant』からコンセプトを少し引き継いでいるんです。

TOMO:「Eclipse」を聴いてもらうとわかるかもしれない。『Enchant』を引き継ぐイメージでタイトル曲を選ばせていただいたので、「Blind」と「Eclipse」を比べると似た音が使われているんです。そこに「Blind」は少年っぽさが感じられるサウンド、「Eclipse」は大人っぽい感じのサウンドが加わっています。振り付けも楽しみにしていただけたらと思うんですが、大人っぽさがグンと上がっています。

ーー7人集まっての制作だからこそ、実現できたことも多そうです。

SHUNYA

YOUNGHOON:意見交換が簡単かつ早くできました。それぞれの意見を勘違いすることなく伝えられたと思います。

YOONDONG:うん、コミュニケーションはスムーズでした。前回の半分くらいのスピードでできたし、色んな話もできるし、良いことが多かったです。

YUGO:そういうやり取りができたからか、作品として今までよりも良くなっていますよね。

SHUNYA:ジャケットデザインもやりやすかったです。今まではある程度僕が決めて、メンバーに投げて意見をもらって形にしていくことが多かったんですが、今回はメンバーの意見を都度反映させながら5パターンくらい候補を作って投票したり。7人全員で作ったと言えますし、今までよりさらに胸を張って「ORβITの作品です」って言えます。

ーー逆に大変だったことはありましたか?

HEECHO:日韓で分かれてレコーディングをしていたときはZoomを繋いでやっていたので、うまく伝わらないこともあったんです。今回は直接ディレクションできたのでやりやすかったんですが、僕はメンバー全員に付きっきり……。たくさん話した最後の最後で自分のレコーディングをするので、そこは大変でした。

ーーたしかにそれは大変ですね。

HEECHO:作家さんに任せても良いんですけど、僕はメンバーの良さを作家さん以上にわかっているので、僕がやったほうがいいなと思ったんです。

ーーたくさんの工夫と愛と苦労が詰まっている『Alter Ego』ですが、EαRTHの方々にどんな風に聴いてほしいですか。

HEECHO:ORβITファンだからこそわかる歌詞の意味もたくさん隠したので、探しながら聴いてみると面白いかもしれません。もちろん意味を知らなくても聴ける歌詞とメロディなので、初めてORβITを聴く方にもおすすめします。ORβITはこういう音楽をやるんだと知ってもらって、『00』や『Enchant』を聴いてみたり、これからの作品に期待してもらえたらいいですね。

TOMO:「パフォーマンスを期待する音楽」と「聴く音楽」があったら、僕たちの作品って「聴く音楽」なんです。ずっと流していたい曲ってあるじゃないですか。そういう曲を心掛けているので、ずっと聴いていただけたら嬉しいですね。

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