Hey! Say! JUMP、NiziU、菅田将暉、あいみょん、RADWIMPS……11月24日リリースより新譜5作をレビュー

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は11月24日リリースのHey! Say! JUMP『Sing-along』、NiziU『U』、菅田将暉『ラストシーン』、あいみょん『ハート』、RADWIMPS『FOREVER DAZE』の5作品をピックアップした。(編集部)

 Hey! Say! JUMPの新シングル表題曲「Sing-along」は、メンバーのハートフルな歌声がまるで陽射しのように優しく降り注ぐかのような一曲に。悩み傷つきながらも、全力でいまを生きる人々へのエールソングとして、ストンプのリズムを取り入れたエバーグリーン、あるいは博愛性に溢れている。ベースのふくよかさも、この楽曲の心地よさを生み出している重要なポイントの一つだ。また、落ちサビ前で挿入されるメンバーの息遣いや、この楽曲最大のメッセージは台詞口調で投げかけるなど、誇張なしに彼らがどんな時でも聴き手のすぐそばにいることを教えてくれる。数々の壁を乗り越えてきたジャニーズ中堅グループとして、楽曲を歌う意味合いや説得力も充分であるだけに、これからも末長く愛されることだろう。それほどまでに、この楽曲のポテンシャルは凄まじい。(一条)

Hey! Say! JUMP – Sing-along [Official Music Video Short Ver.]

 本作収録のリード曲「Chopstick」は、楽曲のモチーフである“箸”や〈音楽のないスピーカー〉など、“2つで1つ”の関係性をNiziUとファンであるWithUになぞらえている。“最新トレンドここにあり”といったサウンドメイクはますます色濃くなり、今回は19世紀のピアノワルツ「Chopsticks」を、ヒップホップテイストにアレンジ。サウンド構成は意外にもシンプルで、特にフックで鳴るのは基本的に上モノの軽いピアノ、ビートのベースとハイハットのみ。このベースの音の質感に加えて、フックではタイミングによってはほとんどアカペラ状態にもなるなど、ミニマルを突き詰めた打数や音の配置を採用しているところが、いわゆる“ヒップホップらしい”と言える要素である。このことで、メンバーの眩しいトーンの歌声が他楽曲以上に前面に出てくる点でも、ファンとの繋がりを歌う楽曲としてこれ以上ないのでは。(一条)

NiziU(니쥬) 1st Album 「Chopstick」 MV

 表題曲「ラストシーン」(TBS日曜劇場『日本沈没—希望のひと—』主題歌)は、「さよならエレジー」「虹」などを手がけた音楽的盟友・石崎ひゅーいの作詞・作曲によるバラードナンバー。重厚な手触りのバンドサウンド、クラシカルな弦の響き、抑制の効いた平歌から壮大なサビへと進むメロディラインが一つになったこの曲からは、シンガーとしてのスケールがさらに広がっていることが伝わってくる。〈2021年しるしをつけよう / 君と僕がおんなじ世界で息をした / その証として〉というフレーズを堂々と歌い上げる覚悟と矜持にも強く心を動かされてしまう。カップリング曲には、菅田が作詞・作曲を手がけた「ギターウサギ」を収録。郷愁を誘う旋律、アコースティックな音響のなかで、ギターを弾き始めた時期の心象を映し出すこの曲は、彼の音楽の原風景だ。(森)

Masaki Suda 菅田将暉 – Last Scene ラストシーン Lyrics Video



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