大橋ちっぽけ、バイラルチャート急上昇 軽妙なアレンジで歌い上げる、混じり気ない愛のメッセージ

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(11月18日公開:11月11日~11月17日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:BoyWithUke「Toxic」
2位:大橋ちっぽけ「常緑」
3位:Conton Candy「ロングスカートは靡いて」
4位:CYBER RUI「DESIRE」
5位:Kotoha「真生活 (feat. 案山子)」
6位:Yaffle, Daichi Yamamoto, AAAMYYY「Reconnect」
7位:The Walters「I Love You So」
8位:ケプラ「これからのこと」
9位:Benson Boone「GHOST TOWN」
10位:五十嵐双葉(CV:楠木ともり)、桜井桃子(CV:早見沙織)、黒部夏美(CV:青山玲菜)、月城モナ(CV:古賀葵)「アノーイング!さんさんウィーク! 」 

 顔なきウクレレシンガー BoyWithUkeによる「Toxic」が2週連続の首位獲得となった今週のSpotifyバイラルチャート。「Toxic」は、仮面で素顔を隠しながらTikTokで自身の楽曲を発信しているBoyWithUkeが、TikTokに1分間の楽曲を投稿している「Minute Long Song」シリーズから生まれた楽曲の一つだ。すでにTikTokでのフォロワー数は220万人を突破したというから、ほぼ無名だった彼を瞬く間にスターダムにのし上げたのは、まさしくバイラル(口コミ)の力だろう。そんな、2週連続首位とノリに乗っているBoyWithUke「Toxic」を追いかけるのは、大橋ちっぽけ「常緑」。デイリーバイラルチャートを見ても、11月17日以降、BoyWithUke「Toxic」の後ろにピッタリつけ続けている人気急上昇の楽曲だ。今週は、テレビやラジオへの露出も増えてきているネクストブレイク・アーティスト、大橋ちっぽけの魅力に迫ってみよう。

 大橋ちっぽけは、愛媛県松山市出身のシンガーソングライター。イベントやライブに出演を重ねるなかで「彼の歌声だけで音楽になる」と評される歌声だけでなく、スキルフルなアコースティックギタープレイも注目を集めてきた実力派のアーティストである。「常緑」は、10月にリリースされたミニアルバム『you』のリードトラック。テーマを設けず、自由な発想で制作されたという『you』には(※1)、さまざまなアプローチの楽曲が収録されている。「常緑」はストレートなラブソングでありながら、アレンジはこのミニアルバムの持つ多様性を反映したようなカラフルな仕上がりになっている。テイラー・スウィフト「We Are Never Ever Getting Back Together」を彷彿とさせるアコースティックで軽やかなイントロから、サビではこの上なくポップで幸福感あふれるアレンジへダイナミックに変化していく。かと思えば、大橋ちっぽけらしい無邪気で混じりけのない歌声にはオートチューンやフィルターがかかる瞬間があったりと、おもちゃ箱をひっくり返したようである。



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