バンド活動からアパレルまで……MY FIRST STORY Hiro、様々な表現活動のリンク 「音楽とご飯は突き詰めると似ている」

MY FIRST STORY Hiro、表現活動のリンク

 MY FIRST STORYのボーカルであり、昨年からはモード、ロック、ストリートなどの様々な要素を取り入れた、ユニセックスなアパレルブランド「RULE THE FATE」のクリエイティブディレクターも務めるHiroが、10月31日に初のRUNWAY「RULE THE FATE pre. SAVAGE COLLECTION RUNWAY」を開催した。ライブとは異なるパフォーマンスに新たな表現法を確立し、スペシャルゲストとして優里と山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)も登場。バンドマンとして音楽シーンの第一線を走りつつも、ソロ活動やアパレルブランドの立ち上げ、テレビ出演など幅広く活動するHiroに、アパレルブランドを立ち上げた経緯や、表現する上でインスピレーションを受けているものなどについて聞いた。(伊藤美咲)

音楽がメインステージという思いがあるから、他の分野でも物怖じせず楽しめている

ーーアパレルブランド「RULE THE FATE」を立ち上げた経緯や、服に興味を持ったきっかけから改めて教えてください。

Hiro:元々いろんな服を着るのは好きだったんですけど、コロナの影響もあって服を買いに行くことが減っていたんですよね。ライブもできない状況の中で、何か他にできることがないかなと考えていたんです。バンドでもグッズを出していますが、なかなか僕個人の好きなものを作るのは難しいので、自分でアパレルブランドを立ち上げて、自分が着たいものを作れたら楽しいだろうなと思ったことがきっかけでした。

ーーコロナがあったのも、アパレルブランド立ち上げに影響していたんですね。

Hiro:元々、いつかはやりたいと思っていたのですが、タイミング的にも今が良いかなと思って始めることにしました。

ーー最近ではバンドやアパレル以外にも情報番組やバラエティ番組への出演など活躍の幅を広げていますね。

Hiro:その中でもやっぱり一番軸になっているのはバンドですね。音楽が自分の生業でありメインステージだという思いが自分の中にあるので、他の分野でも物怖じせずに挑戦して楽しめているのだと思います。その中でブランドを立ち上げたりテレビに出させてもらったりと、いろんなことに積極的に挑戦して得たものを音楽にアウトプットできればと考えています。

ーーそれぞれの活動が別々にあるのではなく、リンクしているんですね。

Hiro:気持ちとしては全部別のテンションでやっているんですけど、最終的に何で伝えるかってなったらやっぱり音楽なので、結局音楽に戻ってくる。なので、気づいたらリンクしていたという感じですね。

ーーそれぞれの活動で意識していることはありますか?

Hiro:アパレルは自分が好きなものやみんなも着たいと思ってもらえるようなものを作っていますし、音楽は伝えたいことや思いを歌詞やメロディに乗せてライブで伝えています。テレビはエンターテインメントの象徴で着飾っても面白くないと思うので、ありのままの自分を見せるようにしていて。自分の中で分野ごとに分けている感覚ですね。

ーーHiroさんが表現をする上でインスピレーションを受けているものは何ですか?

Hiro:ご飯を食べているときにさりげなくインプットされてるんだろうな、という意識がすごくあって。美味しいご飯を食べたり料理人の方と話したりして考えることが、良いインプットになっている気がします。

 そもそも音楽とご飯って突き詰めると似ているんですよね。ご飯は音楽以上に絶対的に必要なものでありながら、感覚的な部分もあると思うんです。全部計算で作ることもできるけど、それだと大事なものが失われて温度のないものになってしまいますよね。それは音楽も同じだと思っていて。仕組み化してパパッと作ったものと、メンバーとレコーディングして想いを込めたものは聴こえ方が違うだろうし。僕は聴きすぎて悩んだ結果、元に戻すことも結構あるんですけど、ご飯でもそうだと思うんですよね。何度も味見しすぎると味が濃くなってしまうみたいな。

ーーご飯という回答は意外でしたが、お話を聞いていたら納得しました。

Hiro:音楽とご飯が似てるって言う人は結構いるんですよ。どちらも正解はないし、良いと思うものも結局は自分の価値観じゃないですか。それをどう提供するかのセンスが問われる。どちらも紐解いていくと近しいものがあると思いますね。



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる