2021.11.07 12:00

三阪咲の歌声に感じる、シンガーとしての普遍性　メジャーデビューEP『I am ME』でも放つ圧倒的な存在感

文＝伊藤亜希

　そんなシンガー・三阪咲のジャンルの幅を広げたのが、メジャーデビューEP『I am ME』だ。2021年4月にデジタルリリースされたモータウン調のダンスチューン「Bling Bling」で、これまでにないラップ調の歌い方、ディレイ気味に最初の一音を出すなど、R＆Bに挑戦している片鱗は覗かせているが、本作ではそのチャレンジが全開。ブラックミュージックを軸に、ソウルやヒップホップ、クールなレゲトン風のアプローチもあり、洋楽を彷彿させるアグレッシブな作品である。歌詞もこれまでほとんど日本語だったが、本作は4曲とも日本語と英語が混ざっている上、量だけで比較すると英語のウェイトの方が高い。特に「DANNA」はほぼ英語だ。しかしそこをマニアックにせず、その歌声でポップスとして聴かせていることに成功している。

　その理由はふたつ。ひとつは、バックトラックや曲調に合わせて、様々な歌声を披露しているが、中でも溌溂とした中高音が特徴的なこと。クリアな赴きもありながら芯のあるパワフルな歌声は、聴く者を一瞬で捉えて離さない華やかさがある。「My Type」での真っ直ぐで艶やかな表現、「Get Stronger」での色気を湛えた低音など、1曲の中でさえ様々な色があるが、その歌声の輪郭がはっきりしているのだ。ふたつめは独特のリズム感。「Rollercoaster」のようなミディアムチューンでも、「My Type」のような昨今定番になりつつあるチルなビートでも、ファルセットでも、語尾にバウンドするような独特の軽快さがある。ワンセンテンスの語尾を早めに切り上げてリズム感を出すのは、ここ数年の流行とも言えるボーカルアプローチではあるが、そこにバウンシーなグルーヴを加えることが出来ているところが特筆すべきところ。幼少期からのダンスの経験が、歌にも十分に反映されているということだろう。ダイナミックなリズム感は、彼女が歌うからこその楽曲のスケール感に直結している。このスケール感は、万人を巻き込みそうな包容力にもなっていて、三阪咲というシンガーの普遍性を感じずにいられない。

三阪咲の歌声に感じる、シンガーとしての普遍性　メジャーデビューEP『I am ME』でも放つ圧倒的な存在感の画像1-2

■リリース情報
2021年11月1日デジタルリリース
『I am ME』
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M1 『My Type』
M2 『Get Stronger』
M3 『DANNA』
M4 『Rollercoaster』
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配信URL：https://VA.lnk.to/vcOrPw
『My Type』Official Music Video：https://youtu.be/H4vZL4mWGnA

■ライブ情報
『Saki Misaka One-Man Live 2022 at KT ZEPP Yokohama』
日程：2022年3月6日（日）
会場：KT Zepp Yokohama
時間：開場16:00／開演17:00
チケット料金：4,800円（税込）1ドリンク別
問い合わせ先：キョードー横浜045-671-9911（月～金12:00-17:00）
【チケット最速先着先行】※特典付
申込み期間：2021年11月1日（月）17:00 ～ 11月10日（水）23:59
申し込みURL：https://eplus.jp/sakimisaka/
※予定枚数に達し次第、締め切りよりも早めに受付終了となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
※最速先着先行でチケットをご購入いただいたお客様及び同行者の方はLIVE終了後のAfter Eventに全員参加できます。（このイベントに参加するためのSPECIAL PASSも当日プレゼントさせていただきます。）
※座席位置は先着順ではなく抽選となります。

『Saki Misaka "I am ME" MALL TOUR 2021』
スケジュール
○11月6日（土）北海道・アリオ札幌
START 15:00 〜
○11月13日（土）岡山県・アリオ倉敷
START 15:00 〜
○11月14日（日）大阪府・アリオ八尾
START 15:00 〜
○11月27日（土）宮城県・アリオ仙台泉
START 15:00 〜
○11月28日（日）長野県・アリオ上田
START 15:00 〜
○12月5日（日）神奈川県・グランツリー武蔵小杉
START 15:00 〜
○12月11日（土）愛知県・プライムツリー赤池
START 15:00 〜
○12月12日（日）埼玉県・アリオ川口
START 15:00 〜
○12月18日（土）東京都・アリオ西新井
START 15:00 〜

【三阪咲プロフィール】
SNSを中心にZ世代から熱い注目を集める女性シンガー
幼少の頃から、ダンス・ピアノ・ギターを習い始める。
11歳・小学5年生の時に歌手を目指すことを決意。
以降、路上ライブやライブハウス出演など積極的な音楽活動を開始すると、洋邦問わず幅広く歌いこなすソウルフルで力強い歌声と、観客を魅了するステージング、溌溂としたキャラクターがYouTubeやSNSなどを通じて拡散され、大きな話題となる。
その後、2019年に史上最年少で担当した第98回全国高校サッカー選手権大会の“応援歌”「繋げ！」をはじめ、ABEMA『今日、好きになりました。』の主題歌「私を好きになってくれませんか？」、雑誌「Seventeen」史上初となるテーマソング『Bling Bling』など、精力的に楽曲をリリース。
現在、Twitterフォロワー13万人超え、Instagramフォロワー13万人超え、TikTokフォロワー10万人超え、YouTubeチャンネル登録者数14万人超え、さらには、TikTokでの「三阪咲」関連動画再生回数が約6億回超えと、SNSを中心に大きな注目と期待を集める女性シンガーである。

■関連リンク
公式サイト：https://sakimisaka.com
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