三阪咲、二度目の無観客配信ライブで届けたエネルギッシュさ 来年の活躍をファンに約束するような歌唱に

三阪咲、二度目の無観客配信ライブレポ

  三阪咲が、12月19日に7月以来二度目となる無観客配信ライブ『RAISE YOU UP! Live Streaming 2020 in Winter』を開催した。

 雑誌『Seventeen』初となるテーマソングを担当するなど、ネクストブレイクに期待のかかる三阪。そんな彼女が年の瀬にオンラインライブで日本中にパワフルな元気を届けた。なお、映像は12月25日23時59分までアーカイブ配信され、視聴チケット購入者であれば期間中誰でも視聴することが可能だが、このレポートはネタバレを含んだ内容となる。

 時計の針が時間を刻む音、そして時報のSEを合図に「三阪咲です! 盛り上がっていきましょう!」と画面越しのオーディエンスにメッセージを送る三阪。始まったのは「StaRting PoiNt」。電子音と生音の調和が心地よいダンスナンバーに、1曲目から三阪のステップも飛び出す。その勢いのまま2曲目の「ヒラヒラ」ではEDMとトロピカルな香り漂う曲調に合わせたタオル回しやハンドクラップで、距離を感じさせないパフォーマンスを届けた。

 MCでは通常のライブのようにオーディエンスに「ついてきてくれますかー?」とレスポンスを求める三阪。画面越しでも「聞こえた気がする!」とチャーミングな笑顔を覗かせた。

 そんなMCから一転して情感のある歌と、ダンサブルな曲調が新鮮な調和を生み出したのは「空梅雨」。そして雨音のSEを経てスタンドマイクに持ち替えた三阪が「When singin’ in the rain」をしっとりと歌い、2曲通して雨の降る曇天の世界を描き出した。

 一転してピアノロック調のサウンドがオーディエンスの体温を上昇させた「友よ恋よ」では、少女から大人への階段を上がるティーンエイジャーの不安定な思い悩む心情を、自身も現役高校生の三阪が真っすぐに鼓舞してみせた。

 アコギとシーケンサーの短いセッションを経て、サンタクロースのコスチュームに着替え、三阪が客席エリアに設置されたサブステージに現れる。ツリーで彩られた小さなステージで、ライブは一気にクリスマスの様相に。そんな年末ならではの雰囲気の中、SNSで募集した中から選ばれたクリスマスソングカバーのコーナーへ。美しいファルセットが作り出す切ないムードが会場を包み込んだ。

 一転して楽しげなビートが鳴り響くと「ジングルベル」に合わせてメンバー紹介。ギターの秋谷弘大が歪みの効いたギターソロを披露すると、シンクマスターの木内友軌がシンセサイザーでアレンジたっぷりの「ジングルベル」で応じてみせる。最後に三阪がライブタイトルの「RAISE YOUR UP!」を絡めた替え歌を披露し、クリスマスらしい祝祭空間を広げてみせた。

 カバーコーナーが終わると、ライブリハの模様と共に三阪へのインタビュー映像が画面に映し出される。2020年を振り返り、思い通りの活動ができなかったこと、それでも新しい取り組みができたことをポジティブに語る三阪。無観客生配信ライブでは通常のライブでは見られない様々なものを見せることができると嬉しそうに語り、ここから先のライブも充実したものになることを予感させた。そして2021年の抱負として、中学3年生の頃から目標としているZeppツアーの開催や路上ライブ、そして今年は少なかったファンと交流を増やしたいと笑顔で語ると、そんな彼女の未来を表すように「夢の先へ」を披露。来年の活躍をファンに約束するような歌唱となった。



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