BTS、「花様年華」がトレンド入りした理由 オンラインライブティザー映像から読み解く共通点

 BTSが本日10月24日に、オンラインライブ『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE』を開催する。本公演は11月27、28日、12月1、2日にアメリカ・ロサンゼルスのSoFiスタジアムにて、約2年ぶりにファンと対面するオフラインライブ『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE – LA』に先駆けて行なわれる待望の公演だ。

 この2年の間、世界中のARMY(ファン)に向けて、常に「会いたいです」「いつだって同じ空の下でつながっています」「僕らの力の源泉はARMYのみなさんです」とメッセージを発信し続けてきたBTS。“待ちに待ったその日が来るのはもうすぐそこだ“というワクワク感が、本日のオンラインライブでさらに高まることは間違いない。

 そんな特別な日に向けて、BTSはさらにARMYを喜ばせる贈り物を届けてくれた。それはYouTubeの公式チャンネル上にアップされた「PERMISSION TO DANCE ON STAGE Official Teaser | We’re just getting started」というタイトルのティザー映像だ。

BTS (방탄소년단) PERMISSION TO DANCE ON STAGE Official Teaser | We’re just getting started

 約1分の映像は、JUNG KOOKとV、そしてRMがビリヤードを楽しむシーンからスタートする。大人の隠れ家的なガレージで遊ぶ3人がクールに映し出される。次にJ-HOPEの軽やかなステップによっていざなわれるのは、JIN、JIMIN、SUGAの待つホテルの一室。4人が揃うと、レコードをかけて思い思いに踊りまくる姿は、まさにPermissionなしのダンスパーティーといったところ。彼ら自身が今回のライブをどれだけ楽しもうとしているかを形にしたような映像だ。

 その楽しそうな様子を見るだけでもARMYの心を躍らせるのに十分。だが、ARMYたちが最も注目したのは、冒頭のRMが口に含んでいたロリポップをコップの中に入れて見せるシーンだった。その仕草に、2015年発表の『I NEED U』を皮切りに紡がれた「花様年華」シリーズを思い出したARMYが多数。Twitterでは瞬く間に「花様年華」というワードがトレンド入りしたほど。

 「花様年華」シリーズでは、7人が本名でMVを熱演し、それまでの歌って踊る姿だけではない、演技での魅力を披露した。その危うくて儚く、そして人生で最も美しい青春時代を具現化した作品に息を呑んだ人も多かった。それぞれの生まれや育ちに異なる問題を抱えながらも、7人でいるときには確かに感じられた幸せ。若き青年たちのそんな人生の一瞬を目撃する感覚は、私たちがBTSを見守る心境とも共鳴し、多くのARMYの心を掴んだのだ。

 さらに、「花様年華」シリーズはMVや楽曲のみならず、7人の物語が日記風に記された公式本『花様年華:The NOTES』の発売や、より物語が整理されたウェブトゥーンの『花樣年華Pt.0<SAVE ME>』の連載など、その世界観をさらに広げていく仕掛けも数多く展開された。公式メディアから供給される情報をもとに、改めてMVの内容を考察し、ARMY同士で意見交換しながら、その新たな視点を持って何度もMVを見返す。そんな時間をかけて咀嚼する楽しみ方も提供してくれたシリーズだった。

 RMがロリポップをコップに入れる仕草は、「花様年華」シリーズのひとつである「RUN」MVのはじまりで見られるもの。そんな「花様年華」シリーズを彷彿とさせる仕草を冒頭に採用したティザーに、今回の映像でも何か特別なストーリーが隠されているのではないかとARMYたちの知的好奇心をくすぐるのは無理もない。

BTS (방탄소년단) ‘RUN’ Official MV



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