“スポーツ好きアイドル”はグループ卒業後も安泰? ハロプロ、坂道シリーズ……各競技を愛する者たちの活躍
駅伝アイドル・佐藤楓のフルマラソン挑戦に期待
ほかにも、櫻坂46の菅井友香は馬術で活躍している。小学5年の時に乗馬を経験し、中学1年生から馬場馬術を開始。2011年全日本ジュニア馬場馬術大会チルドレンライダー選手権第2位、2013年東京都馬術大会M1課目第1位に輝くなどの実績を持つ。アイドル活動をスタートさせてからも、2016年には障害馬術に挑戦し、2017年東関東馬術大会で第1位。日本馬術連盟「馬術スペシャルアンバサダー」にも就任し、2020年東京オリンピック・パラリンピックでも馬術競技選手たちへインタビューするなど活躍した。
いとこが陸上競技の長距離選手だったことから駅伝に興味を持ち、『オールスター感謝祭』(TBS系)内の名物コーナー「ミニマラソン」では2020年秋に女性芸能人ランナー2位、2021年春には1位に輝いたのが、乃木坂46の佐藤楓だ。雑誌『月刊陸上競技』による月陸Onlineでは、大学駅伝に関する連載もスタート。シングル『ごめんねFingers crosse』収録の個人PV『楓が鬼』でも男性を走って追いかける場面が出てくるなど、駅伝アイドル=佐藤楓というイメージが付いてきた。秋から冬にかけては駅伝やマラソンのシーズンとあり、ますますの飛躍が見込めるほか、「いずれフルマラソンも?」との期待もふくらむ。
そのほかにも、プロレスのリングではSKE48の荒井優希、アップアップガールズ(プロレス)らが奮闘。さらには競馬好きのアイドルも増えているという。そういったスポーツ好きのアイドルを見ていてひとつ言えることは、自分の好きなことはどんどん口に出した方が良いこと。アイドルにとってはそれが自分の特徴なり、さらに趣味の域を超えて仕事へと結びつく可能性が生まれる。スポーツ好きとして印象付けることができれば、アイドルグループを卒業してソロのタレントになっても、その分野で息の長い活動ができるかもしれない。
野球、サッカーは人気スポーツとあってアイドル界にもファンを公言するライバルが多い。逆に今は、いわゆる「マイナー競技」と呼ばれるスポーツが狙い目かもしれない。その普及につとめることで、アイドルとして新しい持ち味が生まれるのではないだろうか。また、菅井のように競技実績を持ったアイドルも増えてくる気がする。「スポーツアイドル」という分野はまだまだできることがたくさんありそうだ。
※1:牧野真莉愛 公式Instagramより https://www.instagram.com/p/CVJ1V7ghN_B/
※2:牧野真莉愛 公式Instagramより https://www.instagram.com/p/CTJdnDjBepp/
※3:https://sportiva.shueisha.co.jp/contents/entertainment/2021/10/14/post_21