ジャニーズWEST 神山&なにわ男子 藤原、SixTONES 松村&Travis Japan 七五三掛……同期コンビの友情と絆

King & Prince 永瀬廉&なにわ男子 西畑大吾&Aぇ! group 正門良規

 エピソードも豊富な仲良し同期トリオ、King & Prince・永瀬廉、なにわ男子・西畑大吾、Aぇ! group・正門良規。3人はかつて、ジャニーズJr.内ユニット「Aぇ少年」に所属、のちに永瀬と西畑は「なにわ皇子」としても活動をともにしている。今なおそれぞれの口から、通称「同期卍会」メンバーの名前が飛び交う、現在進行形で密な関係だ。

 3名ともがNHK連続テレビ小説に出演しているというのも奇遇な話。まさに現在『おかえりモネ』に出演中の永瀬が、今年7月に登場した『あさイチ』(NHK総合)では、「10年来の友人」として西畑からメッセージが届けられた。西畑は永瀬について「ツン強めのツンデレ。可愛いんです」とコメント。永瀬はやや狼狽しながらも、西畑について「同期でマブダチ親友」と、これ以上ないストレートな言葉で深い間柄を説明。さらには「もう一人の同期」として正門の名前を出し、不安なときに相談をする、信頼している相手であることを明かしていた。

 3人のうち、もっとも多くの機会で「同期愛」を語る永瀬。過去には、主演映画『弱虫ペダル』について、正門から長文の感想メールをもらったことが嬉しかったと語り、永瀬の出演作をすべて見て感想をくれる2人の「同期の愛」を感じると、「2人のことが大好き」だと照れずに胸のうちを表現していた。2人について語る永瀬の柔らかな表情と声色から、西畑と正門がいかに大切な存在であるのかが伝わってきた(※3)。

SixTONES 松村北斗&Travis Japan 七五三掛龍也

 今年2月に公開された、SixTONES・松村北斗と女優・森七菜のダブル主演映画『ライアー×ライアー』。松村演じる透の親友・桂役を務めたのが、松村と同期入所のTravis Japan・七五三掛龍也である。同作の公開記念舞台あいさつでは、松村がキャストへ直筆メッセージを贈るサプライズがあったのだが、七五三掛には「同期の2人が一緒に作品を作るってこんなに楽しいのかってすっごい思った!」と熱いメッセージを綴り、オーディション時に隣で踊っていた七五三掛について「ちょっと特別な思いがある」とも明かしていた。1週間ほど遅れてクランクインしたという七五三掛も、松村の存在が心強かったと語っている(※4)。

 SixTONESのなかでは京本大我と親交が深く、「京本会」のメンバーでもある七五三掛。これまで、表立って松村と一緒にいる場面は多くはなかったが、YouTubeチャンネルにて2グループが共演した際には、松村が七五三掛を「ガチガチの同期」と表現し、『ライアー×ライアー』のオフショットでも仲睦まじい様子を見せていた。松村と七五三掛らしい、つかず離れずの関係だろう。

 同じ日に入所したからといって、同じ日にデビューが叶うということはほとんど叶わない夢である。本稿で紹介した彼らも、先にデビューした者、その姿を見送った者ーー互いにさまざまな思いはあったのではないかと思う。

 けれど何より尊いのは、彼らがともに夢を追い続けていることだ。「同期はみんな辞めてしまった」「たくさんいた同期が、いつの間にかいなくなっていた」、そんなふうに語る者も少なくないなか、彼らは何年も「同期」でい続け、場所は違えど並んで歩いている。彼らはいつまでも「同期」。同じ思い出を共有する、大切で貴重な仲間だ。

(※1)「日経ヘルス2021 秋号」
(※2)「産経新聞」2017年1月28日付
(※3)https://mdpr.jp/news/detail/2207622
(※4)https://mantan-web.jp/article/20210220dog00m200017000c.html

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