日向坂46 齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲『さんまのまんま』出演 お笑いモンスターに3人はどう立ち向かう?

 齊藤は、ヒコロヒーとの冠番組『キョコロヒー』(テレビ朝日)で浸透した、バラエティのセオリーに収まらない直球スタイルが魅力で、思い切りのいい発言や、購入したセグウェイ(実際はキントーン)を自慢気に乗りまわす自由奔放な姿、できないことはハッキリと拒否するスタイルで芸人を翻弄し、指導に近いツッコミを受けるという、独自のキャラを確立している。そんな個性がトークのきっかけとなり、自称・何があっても動じない性格を発揮して、ヒコロヒー相手のようにズバズバ物を言うことができれば、『恋のから騒ぎ』(日本テレビ)でよく見たような、さんまとのやりとりが見られるかもしれない。

 そして、齊藤とは別タイプの佐々木美玲がいることで絶妙なバランスが保たれている。明るくおっとりとした佐々木美玲は、笑顔と天然の可愛らしいエピソードでさんまの心を掴むだろう。ロッカーに挟まり抜けなくなったこと、若くして養命酒好きといった、不思議な私生活が垣間見えるエピソードは、見る人を温かい気持ちにさせる。最近の佐々木美玲は特に『ZIP!』(日本テレビ)の「流行ニュース キテルネ!」リポーターや『小坂なラジオ』(TOKYO FM)の代理パーソナリティを務め活躍中。『有吉ゼミ』(日本テレビ系)では「頑張ります! 色んな人に日向坂46を知ってもらうために!」と、激辛料理を完食するなど、プロ意識が高いところに好感がもてる。またドラマ出演も多く、タレントとして経験値の多いところも、佐々木久美とは違うチャンネルを持った存在だ。

 今回の3人だと佐々木久美が先陣を切ってトークの流れを作る形だと思われるが、告知動画から見るに、佐々木久美が天然キャラとして扱われている意外な展開。やはりさんま相手だといつもと勝手が違うのか、それとも戦略なのか。こうなると佐々木久美が玉砕覚悟のトークで雰囲気を作り、齊藤と佐々木美玲が独自の世界観でフォローをしていく連携が予想される。また、齊藤がセグウェイに乗るショットも公開されたことで、『キョコロヒー』モードの彼女が見られそうなのも楽しみだ。さんまの興味を引くのか注目される。

 今は毎日のようにテレビなどで見かける日向坂だが、けやき坂46時代を知る筆者としては、一期生が『さんまのまんま』にまで出演するというだけで感無量だ。後日に『日向坂で会いましょう』や『キョコロヒー』でイジられるまでがワンセット。6thシングル曲「ってか」のMVで、メンバーが巨大モンスターに力を合わせて戦いに挑むのと同じ気持ちで、お笑いモンスターとの絡みを楽しみたい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる