日向坂46を牽引するセンター&フロントメンバー 適材適所の采配が光るチームワークの良さ

 日向坂46 上村ひなのがセンターを務める「何度でも何度でも」のMVが、9月10日に公開され、注目を集めている。14日には、金村美玖が初センターを務めた6thシングル表題曲「ってか」のMVも公開され、リリースに向けて動きが見られる日向坂46。今回はセンター、フロントで活躍するメンバーにフォーカスを当ててみたい。

日向坂46 『何度でも何度でも』

 2019年3月にデビューした日向坂。黎明期をフロントで牽引してきたのが二期生の小坂菜緒、一期生の加藤史帆、齊藤京子という3人の布陣だ。けやき坂46(ひらがなけやき)から改名し、新しいグループの顔として選ばれた小坂は、当時16歳にしてどこか達観したような落ち着いた雰囲気と品の良さを醸し出し、一際目を引く存在だった。加藤と齊藤の最強コンビは、キャラクターの人気だけでなく、歌とパフォーマンスでグループを牽引。常に安定したパフォーマンスを発揮したことから、グループの骨格となった。

 デビュー曲「キュン」は前述の3人に加え、佐々木美玲と柿崎芽実という、ひらがな時代の歴代センターがフロントを固める“ひらがなアベンジャーズ”とも言える装い。新たなエース 小坂を際立たせるだけでなく、創成期を築いてきた一期生に対するリスペクトが感じられる布陣だった。

日向坂46 『キュン』

 しかし、本当の意味での日向坂の始まりは、2ndシングル曲「ドレミソラシド」の二期生・河田陽菜と丹生明里の“おみそしるコンビ”の誕生にある。彼女たちは全方位から愛される癒し系キャラで、見ているだけで元気がもらえる。そんなグループカラーを象徴する2人がフロントに立ったことで日向坂が目指すべき方向性が明確となった。

日向坂46 『ドレミソラシド』

 4thシングル曲「ソンナコトナイヨ」では一期生・東村芽依と二期生・金村美玖が初フロント入り。カップリング曲の「青春の馬」は日向坂の新たな代表曲となる応援ソングに。表題曲は躍動感あるダンスが特徴で、東村のフロント抜擢は適任と言える。そして金村は、デビュー3列目のスタートから努力でフロント入りを果たした背景もあり、エモーショナルなストーリーが感じられた。

日向坂46 『ソンナコトナイヨ』
日向坂46『ひなたざか』

 1stアルバム『ひなたざか』のリード曲であり、2020年の『NHK紅白歌合戦』でも披露した「アザトカワイイ」は、センターに佐々木美玲が就任。佐々木美玲はひらがな時代の初武道館公演や、アルバム『走り出す瞬間』において、センターとしてグループを牽引してきたひらがな時代からのエースだ。また、透き通るような歌声は中低音を響かせる加藤と齊藤のボーカルと相性がいい。

 5thシングル曲「君しか勝たん」では、加藤がセンターに就任し、フロントは河田、金村、小坂、丹生という、二期生が一期生を支える形となり、新たなフェーズへの移行を予感させた。カップリングの「声の足跡」は、ドラマ『声春っ!』(日本テレビ)でW主演を務めた佐々木美玲と丹生がセンターだが、当時佐々木美玲が休業していたため、丹生が単独センターで披露することも多く、パフォーマンスを通じて成長していった姿が印象的だった。

日向坂46 『君しか勝たん』



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