幾田りら、Mrs. GREEN APPLE、SHISHAMO……『今日、好きになりました。』展開を盛り上げる主題歌&挿入歌に注目

 ABEMAにて放送されている青春純愛リアリティーショー、『今日、好きになりました。』(以下『今日好き』)。初対面の高校生男女数人が数日間の旅行を通して恋に落ち、叶えるために奔走する番組だ。最終日での告白に向けて繰り広げられる迷いや葛藤、駆け引きを通して相手、そして自分と向き合う様子が展開される。

 そんな『今日好き』の中で重要な役割を果たしている要素の一つが主題歌、挿入歌だ。どの楽曲も番組と非常にマッチしており、番組の魅力を引き出している。

 今年の春放送された第34弾「春桜編」から第36弾「霞草編」の主題歌はSHISHAMOの「ねぇ、」。番組中でも何度か流れるサビの〈ねぇ、聞こえていますか?この声が 届いていますか?この気持ち〉の歌詞は、2泊3日という短い時間で迷い、照れながらも必死に思いを伝え合う男女のもどかしさをそのまま描いているようだ。Aメロの〈明日にはもう、私以外の誰かと 手を繋いでるかもしれないってのに〉は初対面から数日で告白に向かう番組のスピード感、それに伴い焦りながらも着実にアプローチをする高校生たちの姿とも重なるものがあった。

 この曲はもともと2018年に「カルピスウォーター」テレビCMソングとして書き下ろされた曲だが、思いを寄せる相手になかなか「好き」と伝えられない心模様を描く「ねぇ、」は、まさに誰かを好きになり、「好き」と伝えるまでの日々を映し出す同番組と見事にハマっていた。

SHISHAMO「ねぇ、」
幾田りら「ロマンスの約束」
幾田りら「ロマンスの約束」

 7月より放送していた第37弾「向日葵編」での主題歌は、YOASOBIでも活躍するikuraこと幾田りらが歌う「ロマンスの約束(リアレンジver.)」だ。〈天秤はいつも傾くけど〉の歌詞が番組の中で揺れるいくつもの思いを象徴する。

 幸福な印象の歌詞だが、最終回の告白前に流れることで告白への男性陣の思いを溢れんばかりに表現した。〈ずっとずっと君と一緒にいたい〉という切実で一途な思いは、もかを思い続けたゆうの告白前の気持ちそのものだろう。

 この曲もオリジナルは2019年にリリースされていた。同曲の主題歌抜擢について幾田りらは、「限られた時間の中で募っていく想いと、今回の楽曲が、高校生や見届ける人の心とリンクしてくれたら嬉しいです」「「ロマンスの約束」は、大切な人と同じ未来をみたいと願った曲であり、いつまでも変わらない想いを抱いていたいというメッセージを込めた楽曲です。この曲を書いた高校生の頃の瑞々しさをふんわりと感じながら、月日が経った今の新しい私の声が乗って、よりリアルなラブソングになったように思います」とのコメントを寄せている(※1)。

ロマンスの約束



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