木村昴、関俊彦、杉田智和、沢城みゆき……アニメとはひと味違う『仮面ライダー』シリーズでの声優達の活躍

 9月5日より放送がスタートした『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系。以下、ライダー作品は全て同系列)で、バイス/仮面ライダーバイスの声を人気声優の木村昴が演じており話題を集めている。近年は戦隊ヒーローを始め、『ウルトラマン』や『仮面ライダー』といったシリーズものなど、特撮ヒーロー作品に声優らが数多く出演し、子供だけでなく声優ファンからも注目されている。今回は『仮面ライダー』シリーズに着目し、印象に残る声優たちの活躍をまとめた。

仮面ライダー×声優の頂点はモモタロス

 オダギリジョー、菅田将暉、佐藤健、福士蒼汰、竹内涼真など、これまで数多くの人気俳優を輩出、まさに若手俳優の登竜門となっている『仮面ライダー』シリーズは、近年声優の活躍の場にもなっている。令和最初の作品である『仮面ライダーゼロワン』では、人類を滅ぼそうとする仮面ライダーアークゼロの声を速水奨が演じ、シリーズ最強の悪役ぶりでファンを震撼させた。また、前作『仮面ライダーセイバー』では、魔物のデザストの声を内山昂輝が演じた。これまでは怪人や変身ベルトの音声などを声優が演じることが多かったが、実は主人公側でライダーと共に戦う声優も数多くいる。

Da-iCE feat. 木村昴「liveDevil」

 冒頭で触れた通り、シリーズ最新作『仮面ライダーリバイス』では、仮面ライダーバイスの声優として木村昴が出演し、お調子もののバイスを好演して早くから話題を集めている。『仮面ライダーリバイス』は、主人公・五十嵐一輝が悪魔であるバイスと契約することで仮面ライダーリバイに変身、悪魔崇拝組織のデッドマンズとの戦いに身を投じていく。

 木村は、14歳の時に『ドラえもん』の二代目ジャイアン役でデビュー。近年は『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』の山田一郎役や、『呪術廻戦』(MBS、TBS系)の東堂葵役を務めるほか、バラエティ番組や俳優としてドラマなどにも出演し幅広く活躍。木村は、豪胆でノリがよくユーモア溢れるキャラクターを得意とするだけに、一輝をからかったり、戦闘中も余計なことばかり言うバイスはぴったりの役柄だろう。もともと子供たちからの人気もあり、タレント性を持ち合わせた木村だが、このバイス役でますます注目されていくはずだ。なお、木村はDa-iCEが担当する同作品の主題歌「liveDevil」にもゲスト参加している。

Da-iCE feat. 木村昴 / liveDevil(『仮面ライダーリバイス』主題歌)/Lyric Video

 ヒーロー側の声優として、バイス以前で特に印象深いのは、佐藤健が主演を務めた『仮面ライダー電王』にてモモタロスの声を演じた関俊彦だろう。主人公・野上良太郎(佐藤健)は、モモタロスら4人のイマジンを憑依させることで力を得てライダーに変身することができる。モモタロスは喧嘩っ早く、口は悪いがどこか憎めない人情味溢れるキャラクターだ。関は、『遊郭編』の放送に期待が寄せられている『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨役でも有名で、その冷徹さが滲み出る声が印象的だ。一方で、『NARUTO-ナルト-』シリーズのうみのイルカ役のほか、映画『グレムリン』のビリー・ペルツァー、『TAXi』シリーズのエミリアン・クタン=ケルバレークなど洋画の吹き替えでもおなじみ。少年役からクールな役、やんちゃな役など実に多彩な声を操ることができる。そんな関の耳心地のいい声質がモモタロスと実にマッチしており、「俺、参上!」や「クライマックスだぜ!」という決めゼリフも相まってライダーシリーズ屈指の人気キャラクターとなった。ちなみに『電王』にはほかのイマジン役として、遊佐浩二(ウラタロス役)、鈴村健一(リュウタロス役)、てらそままさき(キンタロス役)が出演。AAAが担当した主題歌「Climax Jump」のカバー「Climax Jump DEN-LINER form」を4人で歌い、週間オリコンシングルチャートの2位にランクインする快挙も成し遂げている。

モモタロス ウラタロス キンタロス リュウタロス(CV.関 俊彦・遊佐浩二・てらそままさき・鈴村健一) / Climax Jump DEN-LINER form



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