『FANTASTIC VOYAGE』インタビュー
FANTASTICS、2ndアルバムで見せる“新しい表情” ワンカット撮影からボカロPとの初共演まで、制作秘話を語り尽くす
メンバー全員で意見を出し合った、草野華余子＆市瀬るぽとの初コラボ
ーー『musicるTV』（テレビ朝日系）の企画で生まれた「DiVE」は、草野華余子さんとボカロPの市瀬るぽさんとの初コラボで、「これがFANTASTICS！？」という意外性がありました。
中島：ボカロPさんたちが曲を作って応募してくださったんですが、一次審査に100曲以上も応募があったというのがまず嬉しかったですし、どの曲も本当にカッコよかったです。この「DiVE」に決まったときは、新しい一面を出せるし、でもどこか“FANTASTICSらしさ”もあったので興奮しました。草野さんの提案でどんどん楽曲がブラッシュアップされていったんですが、その様子を見ている僕らのワクワク感がそのまま伝わったらいいなと思いながら歌いました。
八木：ここまでロック調の楽曲で、しかもBメロでボーカルが掛け合いしながら歌ったり、そういうアプローチもFANTASTICSの曲では初めてだと思います。歌いながら、自分の中の熱い想いを出せたらと思っていました。何よりボカロ曲って“歌ってみた”というコンテンツがあるくらいなので、「DiVE」を聴いて「自分も歌ってみたい！」と思ってもらえたらいいなと思います。
ーー企画スタート時に、皆さんから楽曲へのオーダーをいろいろ出していましたが、出来栄えはいかがでしたか。
中島：踊れるロックで、ダンストラック的な部分がほしいとか、サビは掛け合いにしたいとか、僕らが挙げたオーダーが“全部入り”になって返ってきました。
佐藤：基本はボーカル2人と世界さんがメインになって、草野さんたちとお会いしながら制作が進んでいったんですが、僕らパフォーマー勢も、最初のオーダーをお伝えするときに草野さんとリモートでお話させていただきまして。
ーーパフォーマーの皆さんが作家さんと直でやり取りすることって、なかなかないですよね。
佐藤：こんなにガッツリやったのは今回が初めてだと思います。
ーー世界さんは企画スタート時からパフォーマー代表として意欲的に参加されていたと思うんですけど、出来上がった曲を聴いてみていかがでした？
世界：デモの段階から、どの曲も第一線で活躍されているクリエイターの方々と遜色ないくらい完成度が高かったです。その中でも、るぽさんの曲はかなりLDHに寄り添ってくれた印象があったので、FANTASTICSの今までの楽曲の傾向とこれからの傾向も考えると「DiVE」がいいんじゃないかということで、満場一致で決まりました。るぽさんの曲は、キックやスネアなどのビートが強くて。最近だと曲を聴くだけじゃなくて、映像と組み合わせて映えるかどうかっていう部分もあるじゃないですか。るぽさんの曲は、最初からそこがイメージできたので、すごくFANTASTICSを理解して下さっているなと思いました。1サビ終わりにトラップっぽくなるパートがあるんですが、「この音をるぽさんのイメージに寄せる形にできませんか？」とオーダーを出したりもして、そこは当初とは音もダンスも変わりましたね。
ーーパフォーマーの皆さん含めて、制作をがっつりチームとしてやれたということですね。
世界：草野さんがとにかく乗り気で取り組んでくださったので、僕らとしては草野さんとるぽさんからの挑戦状を受け取った気持ちで、しっかりパフォーマンスしたいと思っています。相当疲れる振りを用意していますし（笑）。
佐藤：おそらくFANTASTICSやLDHのファンの皆さんって、あまりボカロ曲に親しみがないかもしれないですが、「DiVE」にはボカロバージョンもあるんです。どういう形で皆さんに聴いていただけるのかまだわからないですが、それがそもそも名曲なので、楽曲単体でも楽しんでいただけると思います。
ーーパフォーマーの皆さんとしては、「DiVE」を踊ってみていかがでしたか。
瀬口：最初のほうにかなりダイナミックな動きがあるんですが、そこが見どころなんじゃないかと思います。
堀：とにかく速い！ あと、真ん中にダンスパートが入っているので、神経と頭と体をフルに使いながら踊ってます。
ーーアルバムにも収録されている「Play Back」も、かなりハイレベルなパフォーマンスだと思いましたが、それよりも……？
木村：速さ的には超えていて、ほぼ止まっていないんです。踊っていても楽しいですし、見ている方も1回見るだけじゃ満足できないんじゃないかなと思います。この曲の世界観に“ダイブ”したくなるような……上手くないか。
ーー（笑）。
澤本：FANTASTICSには今までまったくなかった曲調で曲構成もユニークなので、踊っていて新鮮な気持ちになれます。草野さんとるぽさんが全パワーを注いで作って下さった曲に、世界さんの最高にカッコいい振りが付いているので、自然と本気で踊りたくなってしまう1曲でもあります。
ライブツアー『FANTASTIC VOYAGE』それぞれの“推し曲”
ーーDVD/Blu-ray付きパッケージには、ツアー『FANTASTIC VOYAGE』のライブドキュメンタリーも収録されていますが、それぞれツアーの“推し曲”を教えてもらえますか。
佐藤：「The Only One」っていうバラードがあるんですけどーー。
中島＆堀：うわ、言われた（苦笑）！
佐藤：メンバーみんなも好きな楽曲なんですが、昨年『LIVE×ONLINE』で披露した時にすごく評判がよかったです。ツアー初日にお客さんの前で生で披露した時に、この曲で泣いているお客さんが見えて、その印象がものすごく強かったんです。そこまで人の心を震わせられたことが嬉しかったのもありますし、踊っていてすごく気持ちよかったですね。
木村：僕は「Winding Road～未来へ～」。ツアーではボーカル2人のパフォーマンスだったんですが、初めて自分で振り付けをさせてもらった曲で思い入れもありますし、この状況下でも明るく前向きな気持ちになれるので、大好きな曲です。
澤本：僕はアンコール2曲目の「CANNONBALL」。『LIVE×ONLINE』の反応を見ていても、ファンの皆さんの世代関係なく一番刺さっているぐらい勢いがある曲です。踊る側も、はちきれそうになるくらい楽しいし、お客さんもタオルを振り回して一緒に踊ってくれる曲なのですごく好きです。ライブの醍醐味が感じられるというか。
堀：ライブ前半で披露していた「Overflow」は、それまで気を張り詰めて踊っていたところから空気が一変するというか、お客さんも一体になって笑顔になれる楽曲なので印象に残っています。
世界：僕はツアーでしか聴けないリミックスバージョンの「WHAT A WONDER」。黎弥のラップもありますし。FANTASTICSってショウ的な要素を意識してかっちり作りこんだ楽曲が多いんですけど、この曲では振りは割と自由で「ジャンプ！ ジャンプ！」みたいな感じなんです。そういうノリをFANTASTICSでも見たかったと言ってくれた人がいて、個人的にも発見があった曲でした。
瀬口：「Hey, darlin'」は今のFANTASTICSのスタイリッシュさを生み出してくれた最初の楽曲という印象があります。今回のライブでは、MVともリンクさせるように椅子を使う演出もミックスしてお届けしました。ぜひ映像でも楽しんでいただけたらと思います。
八木：僕は「ターミナル」です。照明とかパフォーマーのソロパートも含めて、あの楽曲の持つ世界観やストーリーが伝わりやすいと思うんです。僕としても歌っていてものすごく気持ちが入るし、何より曲自体が好きなので、推し曲といえばこれですね。
中島：僕は「Keep On Movin'」です。『LIVE×ONLINE』の時に、「ファンの皆さんと一緒に踊れるものを作りたい」と提案して作っていただいた楽曲なので、初めてライブでお客さんを目の前にした時に、実際にみんなで踊ってくれた光景を見てグッときてしまって……。ライブを重ねるごとに、お客さんに振り付けが浸透していったのも嬉しかったです。
ーー1stアルバムから今作までの約1年半を振り返ると、『マネキン・ナイト・フィーバー』や『FUN！FUN！FANTASTICS』での80～90年代へのリスペクト企画や、『musicるTV』でのクリエイターの方々とのコラボなど、チャレンジングな試みが続きましたね。改めて皆さんにとってはどんな期間でしたか。
佐藤：みんなで何か1つのものを作るという経験が多かったので、それに取り組む中で一人ひとりの個性が爆発したなと思った期間でしたね。『FUN！FUN！FANTASTICS』では昔の曲をカバーするにあたって、パフォーマーが1人1曲振り付けを担当して、その中の演出とかも全部そのメンバーが決めていったんですが、見事にどの曲も被ることがなかったです。結構コミカルな表情を求められることも多かったんですが、それもみんな迷いなくできるようになったので、すごく成長したなって思います。今回の「Drive Me Crazy」でも演技的な部分とカッコいいダンスを上手くミックスできたのは、ここまでの経験の賜物だと思っています。
世界：僕らはEXILE TRIBEのアーティストなので、歌とダンスで魅せるというのが大前提で、ちゃんとしたパフォーマンスを常に届け続けなければいけないんです。この1年半は“プラスアルファ”といえるタレント的な部分を伸ばしていただけたと思いますし、その分ライブではパフォーマンスをしっかり見せてこれたのかなと思ってます。これからもそうやって、活動の中で上手くメリハリをつけながら頑張っていけたらいいなと思います。
サイン入りチェキプレゼント
FANTASTICS from EXILE TRIBE サイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
応募方法
※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
リアルサウンド 公式Twitter
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＜締切：9月8日（水）＞
■リリース情報
FANTASTICS from EXILE TRIBE
『FANTASTIC VOYAGE』
8月18日（水）リリース
【CD＋DVD2枚組】
RZCD-77386/B～C ¥8,800（税込）
※初回生産分のみマルチケースサイズワンピースBOX仕様、シリアルコード・スマプラフォト封入
【CD＋Blu-ray Disc2枚組】
RZCD-77387/B～C ¥8,800（税込）
※初回生産分のみマルチケースサイズワンピースBOX仕様、シリアルコード・スマプラフォト封入
【CD ONLY】
RZCD-77388 ¥3,520（税込）
※初回生産分のみシリアルコード・スマプラフォト封入
【CD＋DVD2枚組＋『FANTASTIC VOYAGE』Special T-shirt】（FC&モバイル会員限定商品）
RZZ1-77389/B～C ￥12,100（税込）
※ワンピースBOX仕様、シリアルコード・スマプラフォト封入
【CD＋Blu-ray Disc2枚組＋『FANTASTIC VOYAGE』Special T-shirt】（FC&モバイル会員限定商品）
RZZ1-77390/B～C ￥12,100（税込）
※ワンピースBOX仕様、シリアルコード・スマプラフォト封入
＜収録内容＞
【CD】 ※全形態共通
1. TO THE SKY
2. STOP FOR NOTHING
3. Overflow
4. Drive Me Crazy
5. Play Back
6. High Fever
7. CANNONBALL
8. DiVE
9. Hey,darlin'
10. The Only One
11. Winding Road～未来へ～
12. Summer drops
13. Keep On Movin'
14. M.V.P.
【DVD/Blu-ray Disc】 ※映像付各形態共通
・Hey, darlin’ (Music Video)
・Winding Road～未来へ～(Music Video)
・High Fever (Music Video)
・STOP FOR NOTHING (Project Video)
・STOP FOR NOTHING (Lyric Video)
・STOP FOR NOTHING (FANTASTICS Ver.)
・Drive Me Crazy (Music Video)
【LIVE & DOCUMENTARY】
・FANTASTICS PROLOGUE LIVE TOUR 2021"FANTASTIC VOYAGE" ～WAY TO THE GLORY～
FANTASTICS from EXILE TRIBE 公式サイト
