『THE FIRST』より誕生したBE:FIRST、SKY-HIと共に夢を語る メンバー決定会見から伝わった決意

『THE FIRST』メンバー決定会見レポ

 SKY-HIが主催したオーディション『THE FIRST』。多くの視聴者の注目を集めた最終審査が終了し、8月13日に『スッキリ』(日本テレビ系)にてデビューメンバー7人(JUNON、RYOKI、LEO、SOTA、MANATO、SHUNTO、RYUHEI)が発表された。その直後である11時30分からメンバー決定記者発表会が行われ、SKY-HIと“BE:FIRST”の7人が出席した。

  自己資金の1億円を投じた一大プロジェクトが無事に幕を下ろしたことに際してSKY-HIは、「日本の通常のオーディションとは趣が違う部分もあったと思います。彼らは音楽を聞いて受け取った感情を聞いてくれる人に届けるというプロセスを繰り返しながら成長していきました。オーディションというよりは育成プログラムであったと思います」と振り返った。

   会見の挨拶として、BE:FIRSTのメンバーが慣れない様子でコメント。LEOは、「オーディションを通してたくさんの宝物や得たものがあるんですけど、BMSGとして、BE:FIRSTとして、応援してくださる皆さんとたくさんの宝物を作っていきたいと思っています」と決意を語ると、RYUHEIも「1人のアーティストとして自分を磨いてきたのが、グループとして新しい自分になることができたのが嬉しい」と素直な心境を述べた。

 オーディションの最終審査から今日までの思いを問われると、SHUNTOは「今日まで実感があまり湧いてなかったんですが、この期間は“どうやったら音楽を自分たちらしく表現できるか、人に伝えること ができるのか”を目標にしながら練習に励んでいました」と、変わらず努力を続けているメンバーの様子をうかがわせた。

 会見を通して印象的だったのは、インタビューへの答えとして“BE:FIRST”という言葉を繰り返す7人の姿を見る感慨深そうな表情のSKY-HIだった。「みんなが“BE:FIRST”って単語を出すたびに、本当にグループができた実感があって胸がいっぱいです」とコメント。グループについては、自分の信念や理念を具現化したものだとも語り、感無量なようだった。また、グループ名の由来に関して述べる際、キーワードとして何度も「オンリーワン」や「ナンバーワン」という言葉を出し、「みんながそれぞれオンリーワンではあるけれど、そういう時代だからこそ、自分たちがナンバーワンであると言える人たちも必要だと思っていました。他の人を蹴落とすのではなく、自分のナンバーワンに誇りを持ち、ほかの人が別のナンバーワンであることも尊重するグループであってほしいです」とグループへの願いと愛をにじませた。自社であるBMSGに関しても、「ただの芸能事務所というより、音楽の鳴る場所として才能を磨く場所にしたい。BMSGはカルチャーとしてアーティストを引っ張っていく」と今後の音楽業界での活躍を期待させるコメントも残した。

 BE:FIRSTのメンバーは今後の夢について聞かれると、「まず“音楽ファースト”を掲げたときに、聴いてくれる人がいるならそれが誰であろうと、みんなで一生懸命届けていきたいです。自分の真っ直ぐな性格で、愛が溢れているようなパフォーマンスをしていきたい」(RYOKI)、「自分の名前の由来でもある“世界の中心の音になる”の通り、世界の中心で音楽をする“BE:FIRST”の一員として頑張っていきたい」(JUNON)と、それぞれがこれからの活躍への思いを述べた。また、MANATOは「自分のパフォーマンスを見て、もし音楽の道を目指してくださる人がいれば、その人とコラボしてみたいです」とコメントし、SKY-HIと共に「だいぶ先の夢だ」と照れ笑いする一幕も。

 質疑応答では、最終審査で惜しくも脱落した3人に対するコメントも聞かれた。それに対しメンバーを代表して答えたSOTAは、「3人がいたからこそ僕たちのモチベーションは高く上りつめることができた。合宿から一緒にやってきたメンバーの気持ちも背負い、これからも共に戦うつもりでやっていきたい」とした。

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