Juice=Juice&つばきファクトリー、新メンバー7名の実力は? 有澤一華、豫風瑠乃らグループに吹き込む新風
ベストパフォーマンス賞受賞者はつばきへ
つばきファクトリーの新メンバー4人のうち、注目したいのは研修生からの昇格である豫風瑠乃だ。彼女は現在13歳・今年4月より中学2年で、つばきファクトリーはもちろん、ハロプロ全体でも最年少メンバーとなる。
豫風は研修生活動時、自身の歌声の声量の大きさを、長所ではなくマイナス面だと捉えてナーバスになっている時期があった。研修生たちのボイスレッスンを担当している上野まり子先生が「そんなことはないよ」と励ましたこともあり、その後コンプレックスは克服したようだ(このあたりはテレビ番組『ハロドリ。』今年4月12日放送回で紹介された)。
今年の公開実力診断テストでは、抽選で一番最後の歌唱順となり、Juice=Juiceの「この世界は捨てたもんじゃない」を披露。曲冒頭のサビ始まりを見事に歌い上げてベストパフォーマンス賞を獲得したのは、上記エピソードをふまえると感動的だった。
Juice=Juiceは、過去の研修生発表会のベストパフォーマンス賞受賞者の加入率が高いので(段原瑠々、松永里愛、BP賞ではないが投票第2位だった工藤由愛)、豫風もJuice=Juiceに加入するのではと予想する人が多かった。しかしフタを開けてみれば、つばきファクトリーへの加入。豫風の加入は、グループ全体の歌唱力の底上げに寄与することになるだろうし、現在籍メンバーのなかで高歌唱力と評価されている岸本ゆめのとの絡みも楽しみなところだ。
オーディションからの一般合格組である3人も、漏れ聞こえてくる情報から、それぞれ異なったキャラクターを持っていることがわかる。
河西結心はチアダンスやフィールドホッケー(それもゴールキーパー)の経験があるようなので、今後のダンスパフォーマンスへの期待がかかる。
八木栞はミュージカル鑑賞が趣味で、劇団四季の『夢から醒めた夢』がフェイバリット。そして、声楽を習っていたという強みもある。YouTube番組『アプカミ』7月15日公開回ではつばきファクトリー新メンバーオーディションの模様が流れているのだが、歌唱審査時の八木の歌声は、確かに独特の響き方をしていた。
福田真琳は、まずその喋り口調が耳を惹く。同年代よりも比較的落ち着いた大人っぽいトーンなのだ。また、クラシックバレエの経験があり、上記『アプカミ』でも流れたダンス審査のシーンでは、ターンを数回転連続でこなしたり、最後は股割りで締めくくるなどして体の柔らかさをアピールした。なおかつ、怪獣ものが好きだと話したりなど、そのギャップも面白い。
つばきファクトリーに関しては、今年10月18日にグループ単独初となる日本武道館公演が予定されている。それまでに新メンバーたちの才能がどこまで花開くかが見どころだ。