榎木淳弥、坂田将吾、梅原裕一郎……映画『僕のヒーローアカデミア』最新作で新たなヴィラン演じる男性声優たち
アニメ『僕のヒーローアカデミア』(読売テレビ・日本テレビ系、以下『ヒロアカ』)の劇場版最新作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』が、本日8月6日より公開される。アニメでは『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』といった『週刊少年ジャンプ』作品が賑わっているが、2016年にアニメ放送がスタートして以降、日曜・土曜の夕方という時間帯でオンエアされ続けてきた本作は、2010〜2020年代を股にかけるアニメとして忘れてはならないヒット作と言って差し支えないだろう。
今回で劇場版も3作品目となり、今では大人から子供にまで愛されるようになった『ヒロアカ』は、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』と同じような『ジャンプ』アニメの道を歩み始めているのかもしれない。
これまでの劇場版2作品と同様、今作も原作者の堀越耕平が監修したオリジナルストーリーを基にしており、原作には登場しないオリジナルキャラクターも多数参戦する。ゲスト声優にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』にて初主演を務めている吉沢亮が参加。吉沢は2019年公開の『空の青さを知る人よ』でも声優として金室慎之介/しんの役を好演していることから、今回も素晴らしい演技を見せてくれそうだ。
今回の記事では、吉沢亮と同じく本作にてオリジナルキャラクターを演じる3人の声優、榎木淳弥、坂田将吾、梅原裕一郎について書いていきたい。
榎木淳弥は、間違いなくここ一年で特に知名度を上げた男性声優だと言えよう。『活撃 刀剣乱舞』の堀川国広役や『アイドルマスター SideM』(共にTOKYO MXほか)での舞田類役などを演じ、数多くのキャラクターソングも務めたりと年々人気を高めてきた。
そんな彼を一躍有名にしたのは、MCU作品『スパイダーマン』シリーズでトム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの吹き替えや、先述した『呪術廻戦』(MBS・TBS系)の主人公・虎杖悠仁役での演技だろう。そんな榎木が『ヒロアカ』に参加するというだけでも、グッと胸が熱くなるファンも多いのではないだろうか。
正義感あふれるキャラクターが似合う榎木が本作で演じるのは、サーペンターズというヒューマライズ団員の双子の敵(ヴィラン)だ。兄のエナ、弟のディオと見た目は瓜二つということもあり、それぞれどのような演じ分けをするのか楽しみである。
1998年生まれの若き声優、坂田将吾も本作に参加。2019年から本格的に声優業に取り組みはじめ、今年で声優歴4年目を迎えた初々しきニューフェイスだ。
これまでの出演作ではどちらかといえば端役が多かった坂田だが、今回の劇場版で演じるのはレヴィアタンという敵(ヴィラン)役。強力なねじれた水流を作り出すパワーを持ったキャラクターで、明かされているバックグラウンドが少ないがゆえに、自分から演じる余地が多く残されたキャラクターとも言える。そんな自由度の高いキャラクターを、坂田はいかに演じるのだろうか。