チャンネル登録100万人VTuber続出! ときのそら、星街すいせい、AZKi……音楽分野でも発揮されるホロライブの強さ
VTuberとして史上初のチャンネル登録者数300万人を突破したGawr Guraをはじめ、白上フブキ、戌神ころねなどチャンネル登録者数100万人を超える人気VTuberを数多く抱え、YouTubeとBilliBilliの累計登録者数総計が約4000万人を超えるVTuber事務所「ホロライブプロダクション」。
いち早くメジャーデビューを果たしたときのそら、AZKiなど音楽活動に力を入れるVTuberも多く、7月31日より放送のTVアニメ『ジャヒー様はくじけない!』(テレビ朝日系)第1クールエンディング主題歌「つまりはいつもくじけない!」をホロライブのVTuberユニット「NEGI☆U(ねぎゅー)」が担当。勢いを増すホロライブ所属の音楽系VTuberの魅力に迫る。
VTuberの固定概念を覆す ときのそら、AZKi、星街すいせいの音楽活動
ホロライブプロダクション発足のきっかけとなった「ときのそら」は、横浜アリーナでのライブを目標に掲げて活動。VTuberの存在を世に広めたうちの一人だ。2019年にビクターエンタテインメントよりメジャーデビューし、昨年リリースした2ndアルバム『ON STAGE!』には、ももいろクローバーZなど手がける多田慎也ら多彩なクリエイターが参加。爽やかなアイドルソングだけにとどまらず、サーフロックやお祭りナンバーなど幅広い楽曲にチャレンジ。「青空のシンフォニー」は自身で作詞を手がけ、ファンと共に夢を追いかける気持ちを歌った。まっすぐで力強い歌声で人気を集める、ホロライブを初期から牽引している一人だ。
ときのそらとのコラボユニット「SorAZ」として歌ってみた動画も配信している「AZKi」は、ホロライブ内の音楽レーベル<イノナカミュージック>に籍を置き、音楽に特化した活動を行う。2018年12月から数多くのオリジナル楽曲を世に送り出し、昨年12月に2ndフルアルバム『Re:Creating world』をリリース。同作には、声優やアニメに楽曲提供する小高光太郎のほか、MOSAIC.WAV、USAGI Productionなどのクリエイターが参加した。「残酷な運命を変えるべく何度も人生を繰り返す少年少女」をテーマに、自身が作詞作曲を手がけた「ローテート・リピーテッド」も収録され、ロックやポップスだけでなくシティポップ調やボカロ調ナンバー、チルアウト系など、バーチャルの固定概念を覆す楽曲と、強さの中に儚さをはらんだメランコリックなボーカルが魅力になっている。9月12日には池袋harevutaiでワンマンライブ『AZKi 8th LiVE「Rewind & Reunion」』を開催予定だ。
「星街すいせい」は、日本武道館でのライブが目標。これまでキタニタツヤ、夏代孝明、みきとPなどクリエイターを迎えて、「comet」「天球、彗星は夜を跨いで」など多くのオリジナル曲を発表してきた。7月14日に<TOY'S FACTORY>からデビューしたTAKU INOUE(『アイドルマスター』シリーズやEveなどに楽曲提供を行うサウンドプロデューサー/コンポーザー/DJ)のメジャーデビューシングル「3時12分 / TAKU INOUE&星街すいせい」にボーカルで参加していることからも、ボーカリストとして各方面から注目が集まっている。9月29日には1stアルバム『Still Still Stellar』をリリース予定。多彩な楽曲を歌いこなすエモーショナルな表現と、透明感がありながら芯の強さを感じさせる独特のボーカルはVTuber界随一だ。