嵐、『ウラ嵐BEST』に刻まれたファンと5人が見た景色 各メンバーの選曲から伝わる強い繋がり

嵐

 7月16日から嵐の『ウラ嵐BEST』、『5×20 All the BEST!! 1999-2019 (Special Edition)』のデジタル配信がスタートした。これは7月28日のライブDVD&Blu-ray『アラフェス2020 at 国⽴競技場』発売を記念して行われた企画で、『ウラ嵐BEST』ではこれまで未配信だったカップリング曲や限定盤の収録曲など、計129曲が年代順に4タイトルに分割して配信されている。

 嵐の公式Twitterでは、櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀、松本潤が『ウラ嵐BEST』について1タイトルにつき1曲をピックアップし、それぞれがコメントと共に楽曲を紹介する企画『嵐のウラ嵐BEST』が行われた。本稿では、同企画で選曲された4曲について、楽曲情報やライブでの様子と共に辿ってみたい。

松本潤の選曲:「お気に召すまま」(作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein・Saw Arrow 編曲:Justin Reinstein)

 2017年6月28日発売の52thシングル『つなぐ』初回限定盤のカップリング曲。表題曲の「つなぐ」は、同年7月公開の大野智主演映画『忍びの国』の主題歌に起用された。時代劇の世界観を反映した楽曲で、ギターと三味線の音色が混ざりあう和テイストの雰囲気に対して、「お気に召すまま」はガラリと雰囲気を変えたナンバーに。

 ツイートで松本は、「改めて嵐っぽいなぁと感じたし、ライブを思い出したね!それぞれの声の特徴も出てるしこの時期にも合うのでは!?新たな発見があるかもしれないし、みんな、聴いてみてねー」と、現在の季節と重ねながら、夏の夜を舞台にしたラブソングを紹介している。

 ライブツアー『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』でも披露された同曲。メインステージで5人が集まり、そこから二手に分れて花道へ。〈その手を離さない〉の歌詞に合わせて手をギュッと握った相葉、会場上段の客席に向けて大きく手を振る櫻井、体を揺らしながら気持ちよさそうに歌う松本、その一方で大野と二宮がじゃれ合う。

 ドレスならぬシャツをなびかせながら歌っていた相葉が片膝をついて〈「逢いたい」といえばいい〉と囁くハイライトなど、煌めく星空を思わせるアレンジが解放的な気分にさせてくれる、夏にこそ聴きたい1曲だ。

嵐 -「お気に召すまま」

相葉雅紀の選曲:「voice」(作詞:alt 作曲:TAKAMASA SEGI 編曲:Hirofumi Sasaki)

 2012年6月6日発売39thシングル『Your Eyes』通常盤のカップリング曲。相葉は「この曲はキュンキュンsongですね。温かくて、優しくて、自分(歌の中の主人公)の中の大切な思い出…そして歌詞に出てくる”あなた”は聴く方によって十人十色なんだろうなあ〜^_^」と、顔文字つきで紹介。テキストからも相葉の笑顔が浮かんでくる。

 相葉の歌い出しからはじまる「voice」。夕暮れ時の風景描写と人を思う心情描写を、どこか懐かしさを感じる民族音楽風の楽曲に乗せたナンバーだ。歌割りも細かく分かれており、Bメロでは大野の歌声に松本の下ハモが重なり、まっすぐな歌唱でサビへとつなぐ。

 2012年の『ARASHI アラフェス NATIONAL STADIUM 2012』では、二宮と松本が肩を組んで歌唱する一幕も。じっと真横を向いて二宮を見つめる松本。曲の最後でおでこをすり合わせたのち、「ありがとうございます」と頭を下げげた二宮の姿も印象的だ。そして感慨深げな表情で客席を見つめる大野の姿も。ハモりによる深みも堪能しつつ、ラストは5人のユニゾンで聴かせる、嵐の飾らない実直さが伝わってくる一曲だ。

 〈最近会ってないけれど 元気にしてるかな〉ーーこの一節からは、メンバーやファンを思う、2021年現在の相葉の気持ちが込められているように感じた。

嵐 -「voice」



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