嵐、活動休止後に示されたメンバーそれぞれが歩む道 出演番組などから確かめる、変わらない5人の絆

 昨年末をもって活動を休止した嵐。2021年からはソロとして新番組や継続したレギュラー番組を通じ活動している。本稿では、この1カ月のメンバーそれぞれの活動に焦点を当て、そこから見えてきたグループの絆を考察してみたい。

新番組のスタートを盛り上げた絆

 『VS嵐』の後続番組としてスタートした『VS魂』(フジテレビ系)の1月28日放送回では、同月14・21日と2週連続で欠席していたキャプテン・相葉雅紀とキャプテン補佐・風間俊介が揃って元気な姿を見せた。14日は嵐のメンバーであり、相葉とは幼いころから共にジャニーズJr.として行動を共にしていた二宮和也が、21日は相葉と同世代でJr.時代から交流のある村上信五(関ジャニ∞)が“代打”としてキャプテンを務め、力強くサポート。また番組レギュラーとして参加している佐藤勝利(Sexy Zone)、藤井流星(ジャニーズWEST)、岸優太(King & Prince)、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)もゲームに全力で挑み、キャプテン不在の番組を盛り上げた。晴れて番組に復帰した28日の放送は、相葉の「やっとメンバーみんな揃いました! 」という力強いコメントからスタート。スタジオは大きな拍手で包まれ、番組を見守っていたファンもSNSで「おかえりキャプテン相葉ちゃん」などのコメントを次々と投稿し、ようやく揃ったレギュラーメンバーに追い風を送った。この回の対戦相手には、舞台『藪原検校』チームとして先輩である三宅健(V6)が登場し、年齢ネタなども交えつつ、豪華なジャニーズ対決が実現した。

櫻井翔が明かした二宮からの意外な誕生日プレゼント

 昨年末に終了した『嵐にしやがれ』の枠で引き継がれたのが、櫻井翔が司会を務める番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)だ。1月16日に放送された初回2時間スペシャルの平均視聴率が13.0%(世帯、ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った同番組。櫻井はニュースキャスターも務める知的なキャラクターではあるが、この番組内では、ファンにはたまらない「愛すべきキュートな櫻井翔」が見られると評判だ。初回は、櫻井の華やかなジャニーズ史の中で唯一“できない”バク転にチャレンジ。後輩のSnow Manも加勢し、懸命に挑戦するも残念ながら成功には至らなかった。しかし、年末の過密スケジュールの中で挑戦し続けた櫻井の姿に、ネット上ではファン以外からも応援の声が挙がっていたようだ。

[公式]櫻井局長が相葉くんと撮影の合間に企画打ち合わせ

 また、二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ『BAY STORM』(bayfm)では、映画『母と暮せば』で共演した女優の吉永小百合と定期的に食事していることを明かしたうえで、コロナ禍にあっても電話やメールで交流を続けていることも告白した。番組の終盤では「明日(1月25日)、櫻井翔さんの誕生日です」とコメントを送り、スタッフから「何かして差し上げるんですか」と問われると「ちょうど『zero』(『news zero』)の日なんだね、誕生日が! 観ておめでとうと言います。素晴らしいね」と締めた。これを受けて、翌日の『news zero』(日本テレビ系)の最後には櫻井からサプライズの告白が。番組メインキャスターである有働由美子から誕生日を祝われた櫻井は「二宮からあるものを大量にプレゼントされて、ちょっと僕もビックリしたんですけど」と、迷彩柄のマスクを披露。有働アナも「ステキな愛のあるプレゼント」と2人の関係性に微笑みながら言葉を添えた。

 松本潤はファン向けの有料Webサイトでの連載『Enjoy』を更新。近況報告も含め、優しさに溢れたメッセージでファンへ感謝の気持ちを伝えていた。2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合)で主役を務めることを発表した松本だが、そんな大役に挑む前に、しばしゆっくりした時間を過ごしていると知って安心したファンも多かったことだろう。

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