ORβIT、音源では味わえないライブ感溢れたファンミーティング 日韓をつないだ7人のパフォーマンス
7月3日、『ORβIT 1st ONLINE FANMEETING 「to EαRTH」』が開催された。オンラインではあったものの、多くのEαRTH(ファン)に驚きと感動を与えたのではないだろうか。そして、改めてORβITが唯一無二のボーイズグループであることが確認できた。
まずは、日本と韓国をつないで7人全員で歌う「Bloom」からスタート。出だし部分、アコースティックアレンジとHEECHOの美しい歌声がよく合う。JUNEとYOONDONGのラップ、TOMOとYOUNGHOONの歌声の相性の良さ、SHUNYAとYUGOの個性的な歌声が堪能できる仕上がりになっており、7人それぞれの歌声の良さが伝わってきた。
MCを務める古家正亨の進行でそれぞれ自己紹介を終えた7人。やっとファンミーティングを開催できた心境を問われると、HEECHOは堂々とカンペを読み出し、笑いを巻き起こす。その後も、隙あらばボケていく韓国在住メンバーたち。古家から2021年内にやってみたいことを問われた時も、「温泉に行きたい」(YOUNGHOON)、「お台場の観覧車に乗りたい」(HEECHO)と答え、「観光客か」とツッコミが入っていた。
和気あいあいとしたトークコーナーの後は、YOUNGHOON、HEECHO、YOONDONGによる「MOONCRYSTALPOWER」へ。デビューアルバム『00(オーツー)』ではYOUNGHOONのソロだった同曲を、3人の美しいハーモニーで奏でていく。先程まで笑いを生んでいた3人とは思えないほどの儚い歌声に、思わずうっとりしてしまう。続いては、「みずたまり。」をYUGOがソロで披露。「今日は皆さん、最後まで楽しんでいきましょう!」と声を掛け、キュートな笑顔を見せる。
続くMCでは、質問コーナーへ。事前に募集したEαRTHからの質問に次々と応えていく7人だが、ここでもYOUNGHOONが絶好調だ。苦手なものを問われると「習慣があります。シャワーが終わったら冷たい水で頭皮を触ります(流します)」、好きな言葉を問われると「(ネガティブなこともポジティブに変換できるから)むしろ良いかも」など、YOUNGHOON節が炸裂。それを見た6人も満面の笑みを浮かべており、いつものORβITらしい平和な空気感にほっこりする。
そんな空気を一瞬で変えたのは、TOMOがソロで披露した「Flor Lunar」。以前インタビューをした際に、「すごく好きな曲」と言っていた同曲を一人で歌い上げるTOMOの歌声は力強く真っ直ぐで、彼がORβITの歌の根幹となっていることを改めて感じることができた。続けて、「君へ」。HEECHOのソロだった同曲を、YOUNGHOON、YOONDONGと共に歌い上げていく。筆者も観ていて思わず「上手い……」とつぶやいてしまい、音源そのままと聞き間違えてもおかしくないほどだ。
バラード2曲の後は再び空気がガラリと変わり、クイズコーナー「謎解きセブン」が始まる。ORβITに関する7問のクイズに答え、正解数が一番多かったメンバーにはご褒美の賞品が、最下位はメンバーのモノマネをするという罰ゲームが課される。問題の内容は「ORβITVの中でYOUNGHOONは何回『そうですよね〜』と言ったでしょうか?」など、かなりマニアックなもの。メンバーたちも苦戦する中優勝したのは、YUGO。そして最下位になったのはHEECHOとYOONDONG。メンバーのものまねを披露するも古家から「締まりが悪い」と言われてしまい、なぜかSHUNYAが全員分のものまねをすることに。さすがのクオリティを見せつけていた。
そのバトンを受け取って始まったのはJUNEのソロステージ。たった1人でステージに立ち、「Double20」、「Show Off」と、疾走感溢れるラップを披露した。そして最後は、暗転していく中でキュートなダブルピースサインをし、ギャップも見せるという完璧なパフォーマンスを見せた。
視聴者へのプレゼント抽選会を経て、次は日本在住メンバー、韓国在住メンバーたちそれぞれのステージへ。JUNE、YUGO、TOMO、SHUNYAが披露したのは、アコースティックアレンジされた「Crazy Love」。シンプルな伴奏だからこそ4人の歌声が目立ち、原曲とはまた違った魅力が味わえる。とりわけ、SHUNYAの歌唱力が大幅にアップしていたことには驚いた。努力の賜物だろう。カメラが切り替わると、ブラックの衣装にハットをかぶったYOUNGHOONの姿が。YOUNGHOON、YOONDONG、HEECHOによる、本日2回目の「Show Off」だ。そして、ここに来てダンスパフォーマンスを含めての披露。キレのあるダンスは、やはり見ていてテンションが上がる。これまでとは全く雰囲気の違うパフォーマンスで、3人のスキルの高さをこれでもかと見せつけていた。