三代目JSB、疲れた心を包み込む温かなメッセージ 意欲的なアレンジにも挑んだ『100 SEASONS / TONIGHT』

 6月16日、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の最新シングル『100 SEASONS / TONIGHT』がリリースされた。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE『100 SEASONS / TONIGHT』

 デビューから10年目となる2021年の第1弾シングルであり、パッケージリリースは約1年ぶりとなる本作。そこに込められているのは、現代を生きるリスナー達へ向けた “頑張りすぎなくていい”という想いだった。

 柔らかく温和な音色をトラップのビートで聴かせるポップナンバー「100 SEASONS」は、“100年の季節を共に過ごしたい”というリスナーへの想いが込められた一曲。語りかけるかのようにソフトな2人の歌声は〈待ち合わせた明日までは遠いけど/愛しさ募らせて会えるから〉とコロナ禍以降の現代における苦しさと愛を歌い、〈優しさが充電されるように/この時が強さに変わるよ〉とリスナーの心を優しく支える。いわゆるチルサウンドだが、全体を規律するビートには爽やかで心弾むような聴き心地があり、ライブでパフォーマンスされる様子もイメージしやすい。7月よりドームツアーの開催も決定している三代目JSBだが、基本的に声をあげられない現在のライブ環境において、この「100 SEASONS」は特に温かな一体感を生んでくれそうな楽曲だ。

 そして同曲のMVもまた、メッセージ性の強い作品となっている。様々な人々の“暮らし”の中で切り取られた一瞬の光景を、フォトフレームを介してメンバー達が巡る。それは、彼らの音楽が“時間”も“場所”も超えて生活に溶け込み、永い時を生きていくことを表しているようにも見え、非常にドラマチックだ。彼らはそうして過去と現在、そこから未来を歌い繋ぐことで“100年の暮らしの中で共にありたい”という大きな願いを「100 SEASONS」のポップサウンドに託す。その強い想いは、10年目を迎えて以降さらに前進し続ける彼らの“表現への姿勢”を端的に表しているように思う。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / 100 SEASONS (Music Video)

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