三代目 J SOUL BROTHERS 今市隆二、色気溢れるミックスボイス 表現の幅を広げ続ける“ピュアで真っ直ぐな眼差し”

三代目 J SOUL BROTHERS 今市隆二、色気溢れるミックスボイス 表現の幅を広げ続ける“ピュアで真っ直ぐな眼差し”

 2010年、当時すでにEXILEのパフォーマーとして活動していたEXILE NAOTO(以下、NAOTO)と小林直己を中心に、『EXILE presents VOCAL BATTLE AUDITION 2~ 夢を持った若者達へ~』から選出されたボーカルの今市隆二と登坂広臣、パフォーマーのELLY、山下健二郎、岩田剛典で結成された7人組ダンス&ボーカルグループ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目 J SOUL BROTHERS)。昨年11月10日にデビュー10周年を迎えた彼らは、グループとしての活動を越えて、俳優・番組MCなどマルチに活躍中。今やTVで見かけない日がないほど、国民的グループとなっている。本稿では、そんな三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーを1人ずつフィーチャー。第3回は、ボーカルの今市隆二について紹介していく。

今市隆二

 今市隆二は、1986年9月2日生まれで、京都府出身の神奈川県育ち。小学生の頃は漠然と「ビッグになりたい」と思っていた彼が、アーティストという夢に出会ったのは12~13歳の頃だった(※1)。「ATSUSHIさんの歌声が好きで『ASAYAN』(テレ東)からずっと追いかけていました」(※2)という根っからのEXILEファンで、“EXILEのようになりたい”と思ったことが、アーティストを志す第一歩となったという。中学時代には週6~7のペースで友人とカラオケに行き、EXILEはもちろん、GLAYやMr.Childrenなど、さまざまな楽曲を歌うように。歌が好きという気持ちは変わらなかったが、高校時代はやんちゃだったそうで、高校を中退し、圧接工の職人として働き始めることとなった。

 初めてオーディションに挑戦したのは、19歳の時。その頃は自ら目立つ場所に飛び込んでいくタイプではなく、恥ずかしさもあったが、“憧れのEXILEが開催するオーディションだから”という理由で、EXILE TAKAHIIROを選出した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』に応募した。とはいえ、人生を懸けてオーディションに臨んでいるメンバーとは覚悟が違うため、2次審査に進出したものの惜しくも落選。今市自身も、思うように実力を発揮できなかったことがかなり悔しかったそうで、朝から夕方までは圧接工の仕事、夕方からはボイストレーニングに通うという忙しい毎日が始まった。当時は仕事後に20~30分走り、「ルーサー・ヴァンドロスとマライア・キャリーの『エンドレス・ラブ』など、いろいろな曲を聴きながら、次のオーディションやデビューしてステージに立っている自分の姿を想像」(※3)することが日課だったそうで、「オーディションも細かく選ばず、とにかく引っかかりたいという思いで週1、週2ぐらいのペースで100本以上受けました」(※4)と語っている。

 そんな努力が実り、デビューへの気持ちが高まっていた2009年には、『avex WORLD AUDITION 2008』のアーティスト部門で準グランプリを獲得。翌年、満を持して『EXILE presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~』に臨んだ。長年、本気で夢を追いかけてきた今市にとって、2006年に敗退した『VOCAL BATTLE AUDITION』のリベンジでもあり、23歳という年齢的にラストチャンスでもあった。だが、そこに不安はなく、4年の下積み期間で得た自信が“絶対に受かる”という確信に変わり、今市は最終審査の舞台・赤坂BLITZへ。合格者として名前を読み上げられた瞬間に浮かんだのは、夢を追う自分を支え続けてくれた家族や友人への感謝の気持ちだったという。そして、同じくオーディションを勝ち抜いた登坂広臣と共にメンバーに抜擢されると、2010年11月10日、三代目 J SOUL BROTHERSは『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』の課題曲だった「Best Friend’s Girl」でメジャーデビューを果たした。新グループ結成に向けて小林直己と共にメンバー集めをしていたNAOTOが「三代目ができるのが1年早かったり遅かったりでも変わってくるし、あのタイミングでは『こいつしかいない』というヤツばかりだった。ボーカルも年齢だったりタイミングもありますが、自分たちと一緒にパフォーマンスする画(え)があの2人に見えたのが決め手です」(※5)と語るように、7人の“未来のスター”が運命的に集結し、大きな第一歩を踏み出した瞬間だった。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / Best Friend’s Girl

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる