超特急、8号車と過ごすライブという“居場所” 1年4カ月ぶりの再会果たした「Hoopla!」レポート

超特急「Hoopla!」レポート

 衣装もチェンジし、ここからは後半戦がスタート。「Table Manners」のビッグバンド風にスウィングするサウンドから、R&Bテイストで大人っぽい魅力が詰まった「Fantasista」へと心地よくスライドしていき、「Asayake」では歌詞に込められた思いを体中で表現しながら8号車に向けパフォーマンスを届ける。互いを思い合うあたたかくて強い気持ちでひとつになった後は、ユーキのラップと吹き上がる炎が扇動した「Booster」、8号車と一緒に作るバッテンでさらにテンションを上げていった「Burn!」と続き、「バッタマン」の狂騒へと突入。気持ちだけは思いっきり密になって、ハイになって、まさに「Hoopla!」な景色を全員で作り上げた。

 今日のライブの感想としてカイは「いろんな方の思いを背負い、1年4カ月分の思いを込めてのパフォーマンス。とにかく今日はめちゃめちゃ楽しかった! I LOVE YOU!」と伝え、タクヤは「自分たちの時は止まったまま、応援の糧にもなれない日々が続いたけど、無駄じゃなかったと再確認できた。会えない時間があったからこそ絆が強くなったと感じた」と素直な思いを言葉にした。ユーキは「8号車のみんなとライブをしている今ここが、俺らの居場所なんだと痛感した」、タカシは「やっぱり8号車がおらんとあかんなって気付かされた」と語っていたが、それはきっと8号車からメンバーへ届けたい言葉でもあったに違いない。リョウガはまず今日を迎えられたことへの感謝を伝え、「マスク越しでもみんなの幸せな表情を感じた。ツアーは始まったばかり。安全に、最高を更新しながら楽しんでいきたい」という意気込みを語り、ここから広がる未来への希望を乗せた「Yell」で本編を終えた。

 アンコールで歌われたのは「gr8est journey」と「走れ!!!!超特急」の2曲。ここでは楽曲が披露されたというよりも、歌詞に込められた思い以上の気持ちを5人それぞれが客席に向けて語りかけ、いつもの振り付けをまるで合言葉のようにして心を交わし合っている、そんな時間のようにも感じられた。今日の日は終わっていくけれど、ツアーは始まったばかり。名残惜しさと安堵が入り混じったような笑顔で、5人はステージを後にした。

 この日最後に発表された、11月23日のさいたまスーパーアリーナ公演。結成10周年記念であり、テーマが「Dance Dance Dance」ということからも、今回の「Hoopla!」で湧き上がった気分がさらに躍動するようなライブになることだろう。積み上げてきたスキルと現在進行形の魅力が炸裂する、スーパースペシャルなステージが繰り広げられること間違いなしだ。

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■ライブ情報
『BULLET TRAIN 10th Anniversary Super Special Live 「Dance Dance Dance」』
2021年11月23日(火祝) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ 
開場17:00/開演18:00
特設サイト

超特急 オフィシャルサイト

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