EXILE THE SECOND NESMITH、パワフルにメッセージを届ける歌唱 楽器やダンスも器用にこなす“人懐っこい愛されキャラ”

EXILE THE SECOND NESMITH、メッセージを届ける歌

 1999年、パフォーマーのHIRO(EXILE HIRO)を中心に、MATSU(松本利夫)、ÜSA、MAKIDAI、ボーカル SASAの5名で結成されたEXILEの前身グループ、J Soul Brothers。その魂を受け継ぐダンス&ボーカルグループが、EXILEとしても活躍する派生グループEXILE THE SECONDである。メンバーは、EXILE HIROプロデュースの新生 J Soul Brothers(二代目)として、2007年から活動を続けてきたパフォーマー 橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA。『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』に参加した実力派ボーカル EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI。そして、長年EXILEの一員として活躍し、2016年に加入したEXILE AKIRAの6名。オリジナルメンバーが全員勇退したEXILEにおいて一番上の世代となる彼らは、役職に就いているメンバーも多く、アーティストの枠を越えて所属事務所LDHを支える存在となっている。本稿では、そんなEXILE THE SECONDのメンバーを1人ずつフィーチャー。第4回はボーカルのEXILE NESMITHについて、グループの歴史を絡めながら紹介していく。

EXILE NESMITH

 EXILE NESMITHは、1983年8月1日生まれで熊本県出身。アフリカ系アメリカ人の父親と日本人の母親のもとに生まれた。子どもの頃から目立ちたがり屋だったという彼は、当時から歌手を夢見ていた生粋のボーカリスト。DJをやっていた父親と、洋楽好きな母親の影響で、常にマイケル・ジャクソンやボビー・ブラウンが流れている家庭で育ったことも大きく影響しているようだ。自身も芸能活動をしている実妹のアレサ・ネスミスが「母方のおばあちゃんが沖縄民謡を歌っていた」(※1)と語るように、彼らの日常にはさまざまなジャンルの音楽があり、EXILE NESMITHも「母親の影響でマイケル・ジャクソンやアース・ウィンド・アンド・ファイアーなどの洋楽やZARDを聴いたり、音楽番組もたくさん観ていたので当時の歌謡曲がすごく好きでした」(※2)と語っている。

 中学時代には、地元のラジオ局が主催するカラオケ大会で受賞。まだ漠然と歌手に憧れていた状態だったが、出場したカラオケ大会の模様がラジオで流れ、友達に歌を褒められたことが自信に繋がったという。高校時代には熊本市の街中でストリートライブを行いつつ、2000年、17歳の時に『ASAYAN』(テレビ東京系)の企画である「男子ヴォーカリストオーディション」に挑戦。R&Bのデュオを選出するためのオーディションにも関わらず、当時は音楽知識があまりなかったため、「『R&Bって何だ?』と思っていて。自分のなかで音楽ジャンルがきちんとカテゴライズできていなくて」(※3)と、のちに明かしている。同オーディションには、優勝者としてデビューを果たしたCHEMISTRY(川畑要・堂珍嘉邦)や、EXILE誕生のきっかけを作った佐藤篤志(EXILE ATSUSHI)・清木場俊介といった実力者が参加しており、EXILE NESMITHはそんな顔触れの中で奮闘。最終的には惜しくも落選してしまったが、最終選考まで勝ち残り、注目を浴びた。

 高校を中退し、本格的に音楽活動をスタートさせたEXILE NESMITHは、2001年6月、柏原収史とのロックユニット・STEELとしてメジャーデビュー。翌年STEELが活動を休止すると、「自分のルーツや音楽だったり、現地で生活をして触れたい」(※4)という想いから海外留学をすることに。英語が話せなかった彼は、ロサンゼルスとニューヨークで3カ月ずつ暮らしながら語学や現地のカルチャーなどを学んだ。帰国後はケツメイシのアルバムにコーラスで参加したり、ファッションモデルなどを経験し、2005年9月にLDHへ移籍。それがきっかけで、2006年4月12日、シングル『追伸』で“NESMITH”としてソロデビューを果たした。

 その頃のLDHには、後にEXILE THE SECONDでボーカルの相方となるEXILE SHOKICHIを除き、パフォーマー全員(橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE AKIRA)が集結しており、2006年5~7月に行われたEXILES(EXILEの派生ユニットなどの総称)の第1回武者修行にも、EXILE NESMITHを含む現メンバー5名が参加している。さらに、2006年9月22日には、EXILE TAKAHIROを選出した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』にシード枠(ファイナリスト)として参加しており、参加者の中にはEXILE SHOKICHI(3次審査進出)の姿も。2人は共に落選したものの、2007年1月、新生J Soul Brothers(二代目)のボーカリストとして選出され、橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI、現在三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとして活動しているEXILE NAOTO、小林直己という7人でメジャーデビューに向けて動き始めた。その結果、2年間の下積み生活が実を結び、2009年2月25日にJ Soul Brothers(二代目)はアルバム『J Soul Brothers』でメジャーデビュー。しかし、喜んだのも束の間、4日後にはJ Soul Brothersとしての活動を終了。2009年3月1日、EXILEが第三章に突入するタイミングで7名全員がEXILEに加入することが発表され、その予想外の展開が話題を呼んだ。

 そして、新生EXILEの一員として活躍の幅を広げる中、2012年、EXILE AKIRAを除く5名から成る派生ユニット・THE SECOND from EXILEがシングル『THINK ‘BOUT IT!』でメジャーデビュー。2016年にEXILE THE SECONDに改名し、EXILE AKIRAが加入すると、EXILEでの経験と水面下で磨き続けた個性を大爆発させて、EXILE THE SECONDの快進撃が始まった。

THE SECOND from EXILE / THINK ‘BOUT IT! (「悪の教典」 Devil Edition) -short version-

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