Crystal Kay、カバー曲で魅了したJBLアンバサダー就任記念ライブ “スピーカーで聴くサウンド”へのこだわりも明かす

Crystal Kay、カバー曲で魅了したJBLアンバサダー就任記念ライブ “スピーカーで聴くサウンド”へのこだわりも明かす

 6月4日、Crystal Kayがビルボードライブ東京でミニライブを開催した。彼女が2021年に創立75周年を迎えたオーディオブランド「JBL」のブランドアンバサダーに就任するとともに、自身初のカバーアルバム『I SING』リリースも記念したスペシャルイベントである。客席には、JBLのSNSキャンペーン当選者50組100名と、前述した『I SING』購入者特典の当選者5組10名、計110名の観客が招待された。

 MC サッシャの呼び込みでステージに姿を現したCrystal Kayは「今日はみんなと一緒にスペシャルな場所で、スペシャルな時間を大切にしながら楽しんでいきたいと思います」と挨拶。ピアノの調べとともにいきなりアドリブのボーカルを響かせた後、2005年のヒット曲「恋におちたら」でライブをスタートさせた。再びサッシャがステージに登場し、Crystal Kayと2人でトークを展開。本来は4月に予定されていたこの日のスペシャルライブについて「やれて良かった、みんなに会えて良かった~!」と満面の笑顔を見せる。この日は、グランドピアノ(時にエレピ)とギター、Crystal Kayという3人構成。続いて初のカバーアルバム『I SING』から「ただ…逢いたくて」(原曲:EXILE)をしっとりと歌った。「初めて皆さんの前で歌います」と紹介されたのは「天体観測」(原曲:BUMP OF CHICKEN)。ステージが真っ赤に染まった「サウダージ」(原曲:ポルノグラフティ)では、最後にフラメンコを思わせるポーズを決めた。

 カバーアルバム『I SING』の選曲は、Crystal Kayの「いつも(歌を)聴いてくれている人に聞くのが一番いい」という想いから、自身のSNSを通して募集し、300曲以上のリクエストが集まったという。その中から選ばれた12曲がアルバムには収録されているが、中でも人気の高かった「I LOVE…」(選曲:Official髭男dism)を最後に披露。全5曲ながら、多彩なメロディを丁寧に届けた。Crystal Kayは非常にスキルフルな歌い手だと思うが、そのスキルが“やってる”感じにならないのが、彼女の持ち味だ。そして、高音・中音・低音すべてに、体感温度を変えてしまうほどの包容力があるのが最大の魅力だろう。「JBL」の素晴らしい音響システムの中で、観客はCrystal Kayの歌声に優しく包まれていた。

 ライブが終わってからの囲み取材でも、Crystal Kayの包容力が発揮された。最初は本人のマイクなしで取材はスタート。途中、マイクを持ってきたスタッフに「ありがとう、サンキュー」と軽く笑顔を見せ、マイクを通して一言発した後「これ、(取材陣からは)あまり変わらないかも。あはははは」と、自らの言葉に大爆笑したのである。一気にその場の雰囲気が和んだ。まずは、この日初披露となった「天体観測」についての感想を聞いてみた。

「私、普段もJ-ROCKとかはもちろん、ジャンルを問わずいろいろ聴いているんですけど、でも、こういう機会じゃないとなかなかロックの曲は歌えないと思うんですね。それに『天体観測』は、すごくみんなに愛されている曲でもある。それだけに難しかったんですよね。ノリでロックっぽさは出せると思うんですけど、今回のアルバムはアレンジで私らしさも入れるようにしたんです。原曲の疾走感は残しつつ、メロディをしっかり伝えないといけないなと思いながら歌いました。今日の編成で歌うのは、今後あんまりないと思うし、ライブ感がすごく出て、楽しかったですね」

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