SixTONES、チームの結束力で生み出すエンタメ 動画やSNSフル活用した怒涛のサプライズ

 5月限定のTwitterカウント「SixTONES_6thanniv」では、SixTONESと共に仕事をした関係スタッフのコメントが「#SixTONES_STory」のハッシュタグでまとめられている。撮影中のちょっとしたハプニングやメンバーとのやりとり、ツッコミもあれば、ストイックで真面目という言葉も。スタッフからのエピソードを重ねることで、SixTONESの仕事に対する姿勢が伝わってくる。それと同時にSixTONESとの仕事に愛情を注いでいる様子や気合も感じられた。

 他にも投票機能をつかって楽曲にまつわるクイズを行ったり、Instagramでのゲリラ的インスタライブ、日々のユーモアたっぷりの動画、長すぎるハッシュタグなどなど、ツッコミどころも多々。じゃんけん動画一つとっても、こんなにバリエーションがあるのかと感心したほど。京本大我は田中とのインスタライブの中で、メンバーを「バラエティ三銃士」「お芝居ツートップ」「孤高の王子様」と表現したり、『Strawberry Breakfast』のメイキングではジェシーが「やっぱりこの6人なんですよ」と、何気ない言葉の端々からメンバーを思う姿勢が。改まったインタビューとは異なる、ライブ感溢れるコメントだ。

 メイキング映像でも、メンバーが会場入りする様子、歩きながらアカペラで歌い出す姿、ふざけあったり、円陣の意味をなさない円陣など、撮影の合間のなんでもない一コマを束ねた編集からもSixTONESの魅力を伝えようとする愛情が感じられた。

 連日の投稿に、声を出して笑ったり、テロップと同じくツッコミを入れたり、時には胸キュンしたり、展開が読めないだけにハラハラ、ドキドキと、たくさんのサプライズと共に過ごした1カ月。なんといっても、どれもが同じコロナ禍での取り組みである点だ。今回のMVをはじめ、歴代シングルのMVも日本で撮影したとは思えないような風景が広がる。

 行動が制限されるなかでも知恵を絞って人々を楽しませるーーエンターテイナー集団の底力を感じた。メンバーとファン、そしてスタッフをひっくるめて関わる人全てが“teamSixTONES”だと定義したが、この1カ月でさらに結束力が強固なものになったのではないか。

 メイキング映像の最後には6人が並び、田中が「皆さんがアルバムだったり4thシングルだったり、音楽を愛してくれたからどんどん広がっていった」と感謝の言葉を述べ、「これからも音楽を愛していただけたら」と伝えた。こうしてファンが応援できるのも愛情がたっぷり詰まった、愛せる楽曲を提供してくれたからである。

 誰もが同じように不安で生きづらい世の中ではあるが、それでも前を向こうと隣に座って微笑みかけてくれるようなSixTONES。楽しくて愛おしくて、胸がいっぱいになった5月、そして迎える6月は、11日がジェシー、15日は田中樹、18日は松村北斗とメンバー3人の誕生日がやってくる。「Lifetime」のMVを手掛けた監督が「相互方向」と綴ったように、強い光で包むようにして祝福したい。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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