プロダンスリーグ『D.LEAGUE』ROUND.5レポート 高得点の嵐、“コンセプトで魅せるダンス”が鍵に

『D.LEAGUE』ROUND.5レポート

 チームディレクターのakihic☆彡は「夢じゃないですよね?」と驚きつつ「自信のある作品ではありましたが、このなかで1位を取るのは相当難しいというのは現場にいる自分が一番分かっている。毎回味の違うものを提示してきて、やっとみんなでやってきたことが(報われた)」と涙を滲ませる。

 リーダーのRIRIKAは「本当に嬉しいです。『なんで勝てないんだよ』とずっと言っていて、でも絶対優勝すると心に決めていましたし、口に出すようにしていました。この先のラウンドもいろいろなことに左右されすぎずに、自分たちを見てくれている人に伝えるダンスをしていこうと思います」とコメント。

 そしてゲストパフォーマンスとしてCrazyBoyもステージに上がった。ダンサーを引き連れクールなパフォーマンスを展開し「僕もみんなに負けずに、LDHを代表するソロアーティストになれるよう頑張ります」とメッセージを届けた。

 ROUND.5の結果は以下の通り(カッコ内:ジャッジポイント+オーディエンスポイント)。上位からSEPTENI RAPTURES・89点(74+15)、FULLCAST RAISERZ・89点(69+20)、avex ROYALBRATS・88点(70+18)、Benefit one MONOLIZ・84点(70+14)、SEGA SAMMY LUX・83点(69+14)、KADOKAWA DREAMS・81点(70+11)、CyberAgent Legit・81点(69+12)、KOSE 8ROCKS・80点(66+14)、USEN-NEXT I'moon・73点(61+12)。ジャッジポイントではSEPTENIの方が上回ったため、1位がSEPTENI RAPTURESとなっている。採点の内訳も『D.LEAGUE』の公式サイトで順次アップされていくという。なおトータルランキングではavex ROYALBRATSが首位を堅持。

 最後に総評としてミラクルひかるは「自分の仕事と比較して、古典的なもので技を磨き、前衛的なものを自分たちで作る職人さんだということを改めて学びました」とし、黒須は「全体的にレベルの高いパフォーマンスでステップアップしている。皆さん素晴らしい」と話した。

 まさかの高得点の嵐となったROUND.5。これを制したのが、前回の課題を挑発するようなネタで攻めつつ、ダンスでも強度の高いパフォーマンスを見せたチームになるとは。とはいえ、依然として「エンタテインメントとダンスのバランス」は課題のひとつとなっていくだろう。思いもよらない展開で毎回手に汗握る『D.LEAGUE』、いよいよ次回はレギュラーシーズンの折り返し。次の2週間で各チームがどのような演目を準備してくるのかに期待したい。

D.LEAGUE 公式HP

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