大橋トリオはなぜ若い世代をも魅了するのか BTS、上白石萌音らの反応などから考察

 なぜ彼の音楽は多くの人を魅了するのか。『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で音楽プロデューサーの蔦谷好位置が語ったところによると、その魅力は「ルーツの分からない美しい和声とメロディー構成」。ジャズやポップス、ソウル、フォーク、AORとさまざまなジャンルの音楽を融合させながら唯一無二の世界観を紡ぐ手腕を評価している。しかし、一見テクニカルで玄人好みのようでありながら、幅広い層にリーチする普遍性を忘れないのも大橋トリオの音楽の奥の深さだ。前述の上白石萌音はインタビューで、「他では見つからないようなあったかさ、おしゃれさ、かっこよさが、大橋さんのアルバムを聴けば全部あるって感じがして、大好きです。ずーっと聴いていれば耳が幸せでい続けられる確信があります」とコメント(※3)。心地よくたゆたうようなサウンドと穏やかな歌声もまた、彼の魅力のひとつと言えるだろう。

大橋トリオ / New Album「NEW WORLD」全曲試聴Trailer

 新作『NEW WORLD』でも、これまで彼が培ってきた音楽世界は健在。その上でどこか“生活”の匂いを感じさせる楽曲が目立つ。「ミルクとシュガー」では恋人との慌ただしくも幸せに満ちた毎日を活写したようでもあり、「何処かの街の君へ」では日々をただ懸命に生きる人に寄り添うような優しさが溢れる。これは筆者の想像だが、コロナ禍で当たり前の日常が奪われた今、地に足のついた生活の手触りというのは誰もが求めているもの。『NEW WORLD』というタイトルには新しい生活様式を取り入れて一変した暮らしに、勇気を持って飛び込んで行こうとする決意が表れているのではないだろうか。間もなく春が訪れ、新年度が幕を開ける。本作はそんな始まりの季節にふさわしい1枚となるに違いない。

(※3)https://ohashi-trio.com/news/detail.php?id=1089611

■渡部あきこ
編集者/フリーライター。映画、アニメ、漫画、ゲーム、音楽などカルチャー全般から旅、日本酒、伝統文化まで幅広く執筆。福島県在住。

『NEW WORLD』

■リリース情報
大橋トリオ
『NEW WORLD』
2021年3月3日(水)発売
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[CD+Blu-ray Disc(スマプラ対応)]
初回生産限定
品番:RZCB-87046/B
価格:¥5,500(tax out)

[CD+DVD(スマプラ対応)]
初回生産限定
品番:RZCB-87045/B
価格:¥5,500(tax out)

[CD only(スマプラ対応)]
品番:RZCB-87047
価格:¥3,000(tax out)

<CD>
01. ミルクとシュガー duet with 上白石萌音
02. Favorite Rendezvous
03. Butterfly
04. それで良いんじゃない
05. Paradise
06. Rise Above
07. LION
08. 何処かの街の君へ
09. 月の真ん中で

<Blu-ray / DVD>
ohashiTrio HALL TOUR 2020 〜This is music too〜 at NHK Hall 2020.11.19
01. LOTUS
02. ポラリス
03. Let us go
04. 夕暮のセレナーデ
05. LIFE
06. 青月浮く海
07. Favorite Rendezvous
08. サリー
09. quiet storm
10. 赤いフィグ
11. PARODY
12. Aliens On Earth
13. はじまりの唄
14. HONEY
15. Happy Trail
16. 何処かの街の君へ

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