大橋トリオはなぜ若い世代をも魅了するのか BTS、上白石萌音らの反応などから考察

大橋トリオはなぜ若い世代をも魅了する?

 大橋トリオが3月3日にニューアルバム『NEW WORLD』をリリースした。自身通算15枚目のアルバムとなる本作には、本人出演のサントリー「フレシネ」WEBCMソング「Favorite Rendezvous」や、みやぞんと共演したことでも話題となった「江崎グリコ チョコレート」3ブランド横断スペシャルムービーのCMソング「何処かの街の君へ」の大橋トリオバージョン、そして映像作家・写真家で知られる柿本ケンサクが立ち上げたリモート短編映画プロジェクト「+81FILM」に起用された「Butterfly」など全9曲を収録。また、アルバム1曲目に収録された「ミルクとシュガー」では上白石萌音がデュエットにて参加している。大橋トリオの持ち味でもある幅広い音楽性は今作でも遺憾なく発揮されており、ジャンルを超えたグッドミュージックとして、まさに“新たな世界”の扉を開く1枚となっている。

大橋トリオ / ミルクとシュガー duet with 上白石萌音 (Music Video)

 2007年にデビューして以降、楽曲のリリースはもとより、映画音楽やテレビ番組のテーマ曲を担当するほか、小泉今日子やSMAPら名だたるアーティストへの楽曲提供やコラボレーションでも存在感を示してきた大橋トリオ。同業の音楽家たちからも信頼の厚い“ミュージシャンズ・ミュージシャン”として知られる彼だが、実は若い世代からも多くの支持を集めているのをご存知だろうか。たとえば世界を席巻するBTSのメンバー・RMはライブ配信中、ファンに最近よく聴いている音楽を尋ねられた際に、大橋トリオの名を挙げている(※1)。

 また、俳優としても活躍するDISH//の北村匠海は、夏にぴったりのラブソングとして「HONEY」をセレクト。「太陽の光が似合うこの曲は夏の夕暮れにぴったり。ちょっと切なく感じるメロディィーと、君だけを想う一途な歌詞がどストライクです。この曲は夕日がピッタリで、オレンジの空を眺めながら部屋で実際に聴いてます」 (※2)とコメントしている。

 今作に歌唱で参加した上白石萌音は、かねてから大橋トリオの大ファン。昨年発表した自身初のフルアルバム『note』には、彼女側からのオファーもあり収録曲「Little Birds」を大橋が提供している。このほかOfficial髭男dismやKing Gnuのベース、新井和輝ら今をときめくバンドのメンバーも出演番組などで大橋トリオに言及しており、影響のほどを語っている。

大橋トリオ / はじまりの唄 (ohashiTrio HALL TOUR 2020 〜This is music too〜 at NHK Hall 2020.11.19)

(※1)https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2161026
(※2)https://www.nylon.jp/spotify/19

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