BUMP OF CHICKEN 藤原基央、生まれる音楽とリスナーを大切にするバンド活動の信念

 BUMP OF CHICKENが2月11日に結成25周年を迎えた。2月27日には5年ぶりに『SONGS』(NHK総合)に出演。「25周年を迎えた今、届けたい歌」をテーマにセレクトした「Flare」「魔法の料理 ~君から君へ~」「アカシア」「Aurora」の4曲をパフォーマンスした。

BUMP OF CHICKEN「Flare」
BUMP OF CHICKEN「Flare」

 1996年、幼馴染の4人で結成されたBUMP OF CHICKEN。地元の千葉で頭角を現わすと翌年には東京でのライブが決まる。初めて東京でライブを行った街が下北沢。今回、藤原基央は思い出の詰まった下北沢にあるCLUB251を訪れた。

 お客さんと一緒に楽しみながら作り上げたライブ。多くのリスナーとライブを作っていく中、曲作りへの思いも年々強くなっていった。ライブでは泣きながら曲を歌ってくれるファンがいる。その光景に藤原は「このギターから出てる、この音のこの狙ってるマイクのこの先に誰かの耳がある。いつかその耳に届くために、僕が出してるこの音楽は生まれようとしてる。明確にその耳に届きたいって、この音は思ってるという意識が、そういった経験を積んでいくとそういう思いも強くなります」と語る。

 去年4月の緊急事態宣言下、藤原は自粛生活の中、当時感じていたことをスマホのメモに打ち込んでいた。思い浮かんだのはライブで出会ってきたリスナーの顔。聴いてほしい、どうしてるんだろうという思いが、藤原を無我夢中でスタジオに向かわせた。そうして出来た曲が、2月11日の結成記念日に配信リリースされた「Flare」だ。

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