GENERATIONS 白濱亜嵐、歌詞を丁寧に伝える表情豊かなダンス 演技やトラックメイクでも活躍する多彩なリーダーに

GENERATIONS白濱、多彩に活躍するリーダー

 ボーカルの片寄涼太、数原龍友、パフォーマーの白濱亜嵐、関口メンディー、小森隼、佐野玲於、中務裕太からなる7人組ダンス&ボーカルグループ、GENERATIONS from EXILE TRIBE。王道J-POPから最先端のダンスミュージックまで、幅広い音楽性で多くのファンを魅了している彼らは、俳優やバラエティタレントとしても精力的に活動しており、Jr.EXILEの中で特にお茶の間に浸透しているグループと言えるだろう。2月10日にリリースした最新シングル『雨のち晴れ』も、土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日系)の主題歌として放送中。始動から10周年を迎える2021年も、7人のさらなる活躍が期待される。そこで本連載では、個性豊かなGENERATIONSのメンバーを1人ずつフィーチャー。第1回はリーダー兼パフォーマーの白濱亜嵐について紹介していく。

白濱亜嵐

 白濱亜嵐はDJ ALANとしても活動しており、1993年8月4日生まれで愛媛県出身。子どもの頃は松山市で暮らしながらも、夏休みのたびに母親の祖国であるフィリピンに通っていたそうで(参照:アナザースカイII)、底抜けに明るい大家族に囲まれて育った“天性の根明”が、アーティストや俳優として、多くの観客に元気を分け与える立場になったことは必然だろう。人前に立つことも好きで、小学6年生の時には地元で行われたミュージカルに出演した経験も(参照:VOGUE GIRL)。とはいえ、今となっては小学生以前からダンスを始める人も少なくない中で、彼がダンスやアーティストに興味を持ったのは中学生になってから。それ以前はスポーツ少年で、2002年にW杯日韓大会の影響で始めたサッカーは、小学4年生から中学3年生まで続けていたという(参照:スポニチ)。

 そんな彼の運命が大きく変わったのは、2008年のこと。“武者修行”と題してバス1台で全国を廻っていた二代目 J SOUL BROTHERS(現・EXILE THE SECOND)が、松山でもライブを開催。友達と一緒に人生初のライブを観に行った中学2年生の白濱は、二代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマンスに衝撃を受け、彼らのようなカッコいいグループになりたいと思ったそうだ。中学3年生でダンスを始めると、憧れの人の背中を追うようにEXPG松山校に入校。中学時代は二代目 J SOUL BROTHERSやEXILEの振付をマネして踊ったり、「EXILEになる」と宣言していたことから、“白(しら)ザイル”といじられていた時期もあった(参照:VOGUE GIRL)。それでも、いつかEXILEになる予感があった彼は、がむしゃらにダンスと演技のレッスンに励む。まだダンス歴が短かった白濱にとって、当時のEXPGは自分よりもダンスが上手い人ばかりのハイレベルな環境だったはずだが、「15歳でEXPGに入った瞬間から、なかなか入れない開発育成クラスにも入れてもらった」(引用:マイナビニュース)というエピソードからは、10代の頃から将来を期待されていたことが窺える。そして2009年、初めて受けたオーディション「第1回劇団EXILEオーディション」に合格したのを機に、親元を離れて上京。2010年には劇団EXILE風組のメンバーとなり、ダンスのレッスンを続けながら舞台に出演するように。それが芸能界への第一歩となった。

 だが、その頃、LDHが新たな若手グループの結成に向けて動き始め、2011年、GENERATIONSの候補メンバーに選ばれた白濱は劇団EXILE風組を脱退。高校を卒業した2012年に現メンバーが揃い、同年11月21日、GENERATIONSはシングル『BRAVE IT OUT』でメジャーデビューを果たした。さらに、2014年にはEXILE HIROからリーダーに任命され、同年、EXILEの新メンバーを決める「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦。見事勝ち抜き、ダンスを始めてからわずか5年ほどで憧れのEXILEの一員となった。

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