DEEP SQUAD 比嘉涼樹、繊細な息遣いが魅力の色気溢れるボーカル 多方面な趣味と感性でグループの幅を広げる存在に

DEEP SQUAD比嘉涼樹、繊細な息遣いの歌

 TAKA、YUICHIRO、KEISEIから成る3人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP。2019年に10周年を迎えた彼らが、オーディション『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』を勝ち抜いた宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹と共に、ボーカリストによるエンタテインメント集団「DEEP SQUAD」を結成した。DEEP SQUADは、従来のDEEPの形を継承しつつ、新たに加わったメンバーとの組み合わせでさまざまなボーカル表現を行うプロジェクト。グループ結成からちょうど1年が経った2020年7月22日には、シングル『Get With You』でメジャーデビューも果たし、2021年はさらなる活躍が期待されている。そこで本稿では、DEEP SQUADのメンバーを1人ずつフィーチャー。第4回目は新メンバーの比嘉涼樹について、グループの歴史と絡めながら紹介していく。

比嘉涼樹

 比嘉涼樹は、1995年8月14日生まれで沖縄県出身。3兄弟の真ん中。今ではインドアを公言している通り、スラッとしたスタイルと輝くような美白が特徴の彼だが、実は小学1年生から中学3年生までは野球、高校3年間はソフトボールに打ち込んでいたというスポーツマンだ。その一方、子どもの頃から歌うことが好きで、小学生の時にテレビの音楽番組で歌っているアーティストの姿を観てからは、自分もこうなりたいと思うように。特に憧れたアーティストは、EXILEだ。EXILE TAKAHIROを選出した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』の課題曲が、後にリリースされた人気曲「Lovers Again」なのだが、当時小学4~5年生だった比嘉は、野球部の一員としてランニングをしながら「Lovers Again」を口ずさんでいた思い出があると、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の今市隆二がパーソナリティを務めるラジオ『SPARK』(J-WAVE)にゲスト出演した際に語っている。EXILEを好きになったことがきっかけで、さまざまなジャンルの音楽に興味を持ち始めたようで、DEEP SQUAD結成直後のインタビューでは「僕はいろいろなジャンルを聴きますが、好きなグループで言えばBIGBANGです。他にも日本のアイドルの曲とか、アニソンも好きで聴いたりしています」(引用:DEEP SQUAD、初インタビュー メンバー6人で目指す、新しい歌のエンタテインメントとは?)と語っている。

 ちなみに、比嘉にアーティストになる夢を与えた『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』には、現メンバーのTAKA・YUICHIRO・KEISEIも参加しており、リーダーのTAKAは、これを機にDEEPの前身グループとなる新生COLORを結成。この時からDEEP SQUADの運命は動き始めていたと言えるだろう。公式ブログによると、比嘉は高校を卒業するまで地元・沖縄で過ごしていたそうだが、沖縄から遙か離れた地・東京では、2009年に新生COLORのメンバー達が当時のプロデューサー・ATSUSHIのもとを離れ、セルフプロデュースで活動していくことを発表。グループ名も「より深く音楽を追求していきたい。応援してくださる皆さんと深い絆で繋がり、深い愛・夢・幸せを一緒に分かち合っていきたい」(引用:EXILE mobile)という想いを込めて“DEEP”に改名し、元メンバーのRYOがグループを卒業する2018年まで、この4人ならではの美麗なハーモニーを届けてきた。

 先述のラジオによると、三代目JSBの今市も何度もオーディションに挑戦し、“ラストチャンス”と意気込んで応募した『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~』でアーティストデビューへの切符を手にしたそうだが、同じように比嘉も、高校卒業後に上京すると果敢にオーディションに挑んでいく。まずは2013年から2014年にかけて開催され、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルを選出した『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~』。2017年には、FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカルを選出した『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~』にも挑戦。その後、23歳という年齢的にラストチャンスと思って応募したのが、2019年、10周年を迎えたDEEPが新たなメンバーを求めて開催した『DEEP VOCALIST AUDITION』だった。約12000人が応募した同オーディションの模様は『週刊EXILE』でも密着取材しており、2019年7月22日、最終審査の地・マイナビBLITZ赤坂の楽屋にて、ファイナリスト7人の中から名前が呼び上げられた瞬間、思わず涙を流す比嘉の姿が放送された。

 
 
 
 
 
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