DEEP SQUAD メンバー分析【入門編】Vol.1:TAKA
DEEP SQUAD TAKA、感受性豊かで包容力に満ち溢れたボーカル “6人の深い絆”を体現する、仲間思いで頼れるリーダー
TAKA、YUICHIRO、KEISEIから成る3人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP。2019年に10周年を迎えた彼らが、オーディション『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』を勝ち抜いた宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹と共に、ボーカリストによるエンタテインメント集団「DEEP SQUAD」を結成した。DEEP SQUADは、従来のDEEPの形を継承しつつ、新たに加わったメンバーとの組み合わせでさまざまなボーカル表現を行うプロジェクト。グループ結成からちょうど1年が経った2020年7月22日には、シングル『Get With You』でメジャーデビューも果たし、2021年はさらなる活躍が期待されている。そこで本稿では、DEEP SQUADのメンバーを1人ずつフィーチャー。第1回目はリーダーのTAKAについて、グループの歴史と絡めながら紹介していく。
TAKAは、1983年10月24日生まれで福岡県出身。歌うことの面白さに気づいたのは、中学生の時、声楽の先生と出会ったことがきっかけだが(参照:DEEPが提示する、ボーカルグループの新スタイルとは?「より音楽性の高いものを日本語で伝えていく」)、高校時代はバスケットボール部に所属しており、あくまでも「音楽が好きなスポーツ少年」(引用:進路ナビ)だったという。その傍ら、仲間と当時流行っていたV系ロックバンドを組んでおり、高校時代はバスケとバンドに夢中だったようだ(参照:DEEPが提示する、ボーカルグループの新スタイルとは?「より音楽性の高いものを日本語で伝えていく」)。その後、フォークデュオのサイモン&ガーファンクルが歌う「明日にかける橋」を聴いた時に「音楽でこんなに人を感動させる事が出来るんだ」(引用:EMMARY)と衝撃を受け、積極的に洋楽を聴くように。自身の好きなアーティストとしては、K-CI & JOJO、スティーヴィー・ワンダー、佐藤竹善、ルーベン・スタッダード、Boyz II Menの名前を挙げている(引用:COLOR)。
そこから本格的に歌手になりたいと思い始めたそうだ。とはいえ、今でもバスケ好きで知られるTAKAにとって、バスケを辞めて音楽1本に絞ることは簡単ではなかったようで、「高校卒業後の進路選びでは、東京の大学でスポーツを続けるか、音楽を追いかけるかで悩みました。悩んだ末に出した結論が、音楽の道でした」(引用:進路ナビ)とも語っている。高校卒業後に上京すると歌の基礎を学ぶために、EXILE ATSUSHIやDEEPのKEISEIも卒業している専門学校ESPミュージカルアカデミーに入学。学校の紹介でオーディションを受け、卒業を控えていた2004年、EXILE ATSUSHIが“より音楽性の高いものでメッセージを伝えたい”というコンセプトで立ち上げた4人組R&Bコーラスグループ COLORの一員となった。
しかし、念願のアーティスト活動は長く続かず、当時のCOLORはATSUSHI、KIKURI、YORK、TAKAの4人だったが、2006年にはTAKA以外の全メンバーが脱退。同年に挑戦した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』も、最終審査でチャンスを逃す悔しい結果となった。
その一方で、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』は彼の運命を大きく変える転機にもなった。同オーディションのファイナリストであるYUICHIRO、3次審査まで進んだKEISEI、RYO(元メンバー)と共に、ATSUSHIプロデュースの新生COLORとして再始動することが決まったのだ。2007年には、シングル『涙が落ちないように』でデビュー。リーダーTAKAは「日本を代表するコーラス・ボーカルグループになること」(引用:COLOR)を目標に掲げ、初代COLORの魂を引き継ぐ者としてグループを引っ張ってきた。
2009年、再び大きな転機が訪れる。新生COLORの4人は、ATSUSHIのもとを離れてセルフプロデュースで活動していくことを発表すると、グループ名をDEEPに改名。“DEEP”には「より深く音楽を追求していきたい。応援してくださる皆さんと深い絆で繋がり、深い愛・夢・幸せを一緒に分かち合っていきたい」(引用:EXILE mobile)という想いが込められており、RYOが卒業する2018年まで、この4人ならではの美麗なハーモニーを届けてきた。