櫻坂46、メンバー同士の”絡み合い”で見せる新境地 「ブルームーンキス」が反響呼んだ理由

 改名後1stシングルで様々な楽曲にトライしている中でも、とりわけ「ブルームーンキス」には新鮮な魅力を感じた。ライブ披露の際には大きな青い月の映る紗幕越しに華麗に舞い踊るパフォーマンスが印象的で、仄暗い照明の中で繰り広げられる神秘的なムードに釘付けとなったのを覚えている。メッセージ性の強い楽曲の多かった彼女たちなだけに、こうした楽曲がより新鮮に映るのだと思う。

 中心メンバーが2期生となり、グループの路線として新たな道を模索中とも言える現在の櫻坂46。アイドルグループならではのメンバー同士の関係性といったある種の生々しい部分も成長のカギの一つである。今曲で掴んだものが今後の飛躍のきっかけとなるかもしれない。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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