櫻坂46、2020年は“変化と開花”の年に 欅坂46からの改名、メンバー変動、新体制導入……激動の一年を振り返る

 今年も残すところあとわずか。新型コロナウイルスの影響で誰もが思うように活動できなかった今年。その中で櫻坂46は改名という大きな決断を選んだ。メンバーの入れ替わり、毎年恒例イベントの中止、配信ライブの開催、心機一転の新体制……。櫻坂46激動の2020年を振り返ってみたい。

『Nobody’s fault』(通常盤)
『Nobody’s fault』(通常盤)

<主な出来事>
1月 平手友梨奈脱退
2月 新2期生6名加入
4月 欅坂46デビュー4周年記念生配信をYouTubeにて開催
7月 配信ライブにて改名を発表
8月 欅坂46ラストシングル「誰がその鐘を鳴らすのか?」配信リリース
9月 欅坂46ドキュメンタリー映画公開
10月 欅坂46ベストアルバム『永遠より長い一瞬 〜あの頃、確かに存在した私たち〜』発売、ラストライブ開催
12月 櫻坂46デビューライブ開催、1stシングル『Nobody’s fault』発売

 2019年大晦日の『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に2度目の披露となる「不協和音」で挑み、圧巻のパフォーマンスを見せた欅坂46は、そのすぐ後に出演した元旦放送の『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2019⇒2020』(TBS系)で2期生の森田ひかるをセンターに据えた「黒い羊」を披露した。

 少し経った1月23日、平手友梨奈が突然の脱退を発表。また同時に3名がグループから離れることも発表された。世間に衝撃が走る中、2月に当時まだ坂道研修生だった6名が新たに2期生として加入することが発表される。この頃から新型コロナウイルス関連の報道が目立つようになった。

 3月より欅坂46がイメージキャラクターを務めるイオンカードの新CM「わたしの道」篇が公開される。続いて8月には「次の自分へ」篇も公開された。使用曲はどちらも「誰がその鐘を鳴らすのか?」。自粛ムードが強まる中、4月6日のデビュー記念日にキャプテンの菅井友香が『欅坂46デビュー4周年記念生配信』に出演。その場でアニバーサリーライブの開催見送りを発表した。翌7日、緊急事態宣言が発令される。番組の収録はリモートになり、メンバーたちはブログの投稿やトークアプリの投稿に励むなど、活動が制限された中でも出来ることに取り組んでいた。

イオンカード×欅坂46 WEBムービー 「わたしの道」篇
イオンカード×欅坂46 TVCM 「次の自分へ」篇

 WEBラジオ「けやみみ」や、YouTubeでの『欅共和国2017』プレミア公開といったオンラインでの企画を進める中、7月に無観客配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』を開催。そこで改名を発表する。新グループ名はまだ未定だった。

 8月になるとライブ映像作品『欅共和国2019』を発売し、さらに「誰がその鐘を鳴らすのか?」を配信限定でリリース。この曲はセンターのいない振り付けとなっていた。

 9月にはドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』を公開し、徐々に欅坂46の活動終了が近づいていく。やがて新グループ名が「櫻坂46」となることが発表されると、広告には「全員で、輝ける、未来へ」のフレーズとともに「欅坂46を超えろ」といった言葉が打ち出されていた。

 10月、ベストアルバム『永遠より長い一瞬 〜あの頃、確かに存在した私たち〜』を発売すると冠番組もリニューアル。『欅坂46 THE LAST LIVE』も開催され、ついに欅坂46の5年間の歴史に幕が降ろされた。そこで櫻坂46の新曲をサプライズ披露。センターには森田ひかるが立っていた。

 12月8日に『櫻坂46 デビューカウントダウンライブ!!』を開催。翌9日には1stシングル『Nobody’s fault』を発売した。シングルは3人の新センターを迎え、楽曲によって歌唱メンバーが入れ替わる新方式を採用。晴れて新体制での再スタートとなった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる