新生w-inds.のパフォーマンスはどう生まれ変わった? 「Beautiful Now」自由度の高いダンスが広げる可能性
w-inds.が、千葉涼平・橘慶太の2人体制になって初の配信シングル「Beautiful Now」を12月2日にリリースした。橘が作曲を手掛け、千葉・橘が歌詞を共作した同作は、現在の彼らの心象風景を描き出したような世界の中に〈掴み取れるさnew days 諦めない どんな時も〉など、新生w-inds.の決意表明とも感じられる力強い言葉たちが躍る意欲的な作品だ。
歌い出しをメインボーカルではない千葉が担当している点なども新鮮味を感じさせるが、先日公開されたコレオビデオから、彼らのパフォーマンスの新たな可能性について考察した。
同曲の振付を手掛けたのは、ダンスの世界大会『VIBE DANCE COMPETITION XXI』で優勝するなど国際的に注目を集めるダンスクルー・GANMIのSotaとkooouya。「"自問自答" という歌詞をピックして全体的に構成に反映」(Sota)、「力強い美しさが伝われば」(kooouya)といったコンセプトのもと、歌詞に織り込まれた言葉たちをトレンド感のある動きや構成で表現している。その振付・構成の妙についてはw-inds.のダンス面を支えてきた千葉も“新しさと面白さにテンションが上がった”とコメントしていたほど。
過去作でのダンスパフォーマンスを振り返ると、今作にダンサーとして参加している
Show-hey(RAFIOFISH)が振付を手掛けた「We Don't Need To Talk Anymore」(2016年)など、細かいムーブを詰め込んだ高難易度ダンス路線の楽曲があり、この「Beautiful Now」でもverse2のサビ前からダンスが高速になる点などかなり見ごたえがあるのだが、注目すべきはメンバー2人のバランス感だ。