乃木坂46 生田絵梨花&久保史緒里、グループトップクラスのボーカル力 『CDTVライブ!ライブ!』SPデュエットへの期待

 『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)を筆頭に、音楽番組では一人の生田絵梨花として、もはや乃木坂46の肩書きが必要ないほどの認知度と実力を兼ね備える生田。先月放送となった『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)での企画「令和のアイドル界で厳選!スゴいボーカリスト10人」では1人目に生田が紹介され、今井マサキは彼女の歌声の真骨頂である低音域、さらに音程が下がってもぶれない声のフォーカス、芯のある声のキャラクターを解説した。

 さらに付け加えれば、ミュージカルで培われた声量や感情を乗せた表現力も生田の歌には感じられる。生田に次いで、乃木坂46においてトップクラスの歌唱力を誇る久保もまた、情感溢れる歌声を伸びやかに響かせる。ユニット曲「新しい花粉」然り、『音楽の日2020』然り、久保もその確かな実力で観る者に感動を与えてきたのだ。

 改めて、今回『CDTV』で披露するのは「アナと雪の女王」より「生まれてはじめて」。『FNS歌謡祭』をはじめに、これまで生田が何度も音楽番組でパフォーマンスしてきた、言わば歌い慣れた楽曲。そこに久保の歌声が乗ることで、どんなハーモニーが生まれるのか。『音楽の日2020』が生んだストーリーから、2人だけにしか届けられない歌声がそこにはあるはずだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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